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2008年09月21日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
小学生になったリトルは、毎日元気に学校に通っています。

少しずつ大人になっていく彼を見て、うれしいような、かなしいような。



その間、ほぼ週2回のペースで、空手道場に通っていました。

最初は稽古の途中で、逃げ出して、外の階段に座っていたリトルも、いつの間にか先輩になり、最後まで立派に稽古できるようになりました。


そして自分より年下の相手に対して、教えるような態度で、接することも出来るようになりました。



ひとりっこのリトルにとっては貴重な経験です。

今まではリトルが手加減してもらえるほうだったので、

そろそろくるなと思っていました。

誰もが通る道が。



昨日の稽古で、同じ一年生の女の子にスパーンとけられたのです、おなかを。

もうリトルは手加減してもらえない年齢になったのです。



強いけりに、泣くリトル。

リ …泣きながら、組み手(スパーリング)を続ける。…

僕 「むかっていけ、むかっていけ!」

リ …泣きながら、相手にパンチする。…

僕 「さがるな!さがるな!」

リ …泣き方が、強くなり、やめそうになる。…

僕 「やめるなよ!やめるなよ!」

リ …泣きながら、つづける。…


  「やめ!」という師範の声。組み手終わり。


リ …泣いている。…

僕 「あいさつ!」

リ …泣きながら…

  「あっ、あっ、あっり、あっり、あっりがっとうっ、ござ、ござ、ございま、した。」





空手の練習の最後には、いつも師範のお話があります。

全員が正座をして、師範のお話を聞きます。

前にも書いたかもしれませんが、師範は女性です。

女性ですが、むちゃくちゃ強いです。そして、正しいです。



師 「泣いちゃった人もいたけど、…強くなった。」

  「前は、練習から逃げ出して、階段に座ってたもんな。」

  「それでいいんだよ。痛みを知るから人にやさしくなれるんだよ。」

  「痛いけど、最後まで立派に稽古していた。」

  「それがっ、うっ、」

僕 (えっ!?)

師 「それが大切なんだよ…。」



師範は確かに、泣きそうになっていました。

そんな師範はみたことがない。



でも、さすが黒帯。

いつものように、稽古は終わりました。



すばらしい大人に見守られ、リトルは幸せです。

そんなことを強く感じました。



家に帰る途中の車の中で、リトルはずっと泣いていました。

「あまえる心が出てはいけない」と思い、

道場では、わざとリトルを近づけなかったのですが…

帰りの車の中では、ずっと僕のひざの上で泣いていました。



「それでいいんだよ。」「それでいいんだよ。」

「僕はリトルにつよくなって欲しいんじゃない、一生懸命やればいいんだよ。」

そんな言葉を、かけていました。



家に帰る直前、

リ「大魔神、いるかなぁ?」

僕「いるはずだよ、『今日は家で仕事してる。』って言ってたから。

リ「…。」



家に帰るとリトルは、大魔神に抱きつき、ずっと泣いていました。

彼はきっと忘れないのでしょう。

母親のやわらかさとあたたかさを。





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最終更新日  2008年09月21日 07時22分17秒


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 miyu5626@ ご無沙汰しております。 久々にお邪魔し、リトルくんの成長ぶりに …
 あらたッチ@ 小学生ですかぁ~ 家でも、お兄ちゃんが小学校に入学します…
 あらたッチ@ Re:キャッチボールの旅(01/04) 凧揚げ懐かしいですね(^^♪ 去年に手作り…
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