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テーマ:ニュース(99990)
カテゴリ:家庭生活
すぐ近所の公園で、午前中から地域の市民祭りのようなものをやっていたので、散歩がてら寄ってみた。焼きそばや金魚すくいや輪投げなどのよくある出店が並ぶ中、会場の一画では、地元の消防署が主催で「AED」の実地研修をやっていて「参加しませんか」と声をかけられる。「AED」とはAutomated External Defibrillator(「自動体外式除細動器」)の頭文字を並べたもので、心臓がけいれんし血液を流すポンプ機能を失った状態(心室細動)になった心臓に対して、電気ショックを与え、正常なリズムに戻すための医療機器のことである。最近、ターミナル駅などにも設置されているのをよく見かけるので、あれはどうするんだろうと気にはなっていた。 かつて就職の履歴書の“特技”の欄で、昔ボーイスカウトの講習で覚えた「人命救助(人工呼吸/心臓マッサージ)」をネタにしていたワタシとしては、「お、新たな特技ネタが増える」と思い、積極的に参加した。 たまに家族連れがパラパラと参加する以外は、基本的に「わしら関係ないもんね」とばかりに遠巻きに見ているヒトが多い中、消防署員のお兄さんの説明通りに、マネキンを相手に「AED」を使った心肺蘇生法をやってみる。実際のところ、機械が音声とランプで指示を出してくれるので、何ら難しいことはない。消防士(救命救急士)さんにいろいろ質問していてわかったのだが、「AED」の操作そのものよりも、それを使うような緊急事態に直面したときに、倒れた人への「声のかけかた(意識の確認のしかた)」とか「周囲への連絡のとりかた」とか「心臓マッサージのコツ」といった、正しい状況判断と対応ができるかどうかという基礎的な救急の知識の方がむしろ大事なんである。※ちなみに、意識不明者への対応が1分遅れるごとに、致死率が10%ずつ上がるそうである。つまり10分放置すれば完全にアウト。 というかまぁ、ホントはヒトの救助練習してる場合じゃないんだけどね。毎晩徹夜徹夜の連続でいつか倒れたら、救助して欲しいのはこっちなんだけどね。むしろワタシの周囲のみんながAEDの使い方覚えてくれないと困るんだよね。 とか言いつつ、実は心臓に毛が生えているからなかなか簡単には死なないんだけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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