命の代償---------!!
ヨナの存在は、自分への枷。
リスクが多い少年兵を傍に置いたのは、諦めの道を作るため--------。
もし、ヨナが死ねば・・・ココはすべてを投げ出す。
ヨルムンガンド計画も命も・・・。
アールはそうブラックに忠告。
そこでヘックスの居場所を教えろと迫るアール。
だが・・・アールが駆けつけたとき、
すでに町中で激しい銃撃戦が開始されていたのだ!!
なんとかヨナがココを守っていた場所に合流したアール。
だがこの状況に、ココはすべてを悟る。
だからこそ絶望してしまう。
そんなココに自らアールは告白したのだ。
「お嬢、俺はブックマンのエージェントだ。
俺はスパイだ、ごめんなお嬢」
ヘックスを消したらお嬢の前から消えると宣言するアール。
だが、にわかに信じられない事態。
なんとか防戦しているけど、ヘックスの部下は強い。
流石にアールとヨナだけでは・・・。
だが、そのヨナも最初に打たれた注射に仕込まれたもので動けなくなってしまったのだ!!
ますます不利になる状況。
これを見ていたブラックは、すぐさまやめろとヘックスに連絡を入れるのだが・・・
「もう止まりませ~ん」と笑って答えるヘックス。
これは最も中止してはダメだという作戦だというのだ。
ココを潰す。
そう宣言するヘックス。
ココは戸惑いながらも、皆には黙っておくから、スパイでもいいというのだが、アールはもう覚悟を決めたのだ。
そして、アールはブラックに頼み、停めてあった車のキーをハッキングし車を動かさせる。
皆には匿名の電話ですでにここに向かわせるようにしているのだとか。
仕事速っ!!
すぐにヨナを連れて病院へと、車に二人を押し込むアール。
「また会おう」
笑顔で別れを告げるアール。
あぁぁぁ。
こりゃ死亡フラグだぜ、アール(><)
そして、アールとヘックスの対決へ!!
怒りのヘックス。
両者の弾丸は目を貫く---------。
そして・・・
「みんな・・・」
そう呟き倒れるアール。
ヘックスの目は片目を射抜かれたけど、無事のよう。
ココは怪物になる。
それが分からないのか。
ブラックとも道をたがえてしまった。
現れたココの私兵は次々とスナイパーを射殺し、あっという間にヘックスの部下はもうあと二人に。
撤退を余儀なくされたヘックスは、洞窟に隠れ震えるしか出来ない。
そして、本気で怒ったココは何としてもヘックスを追い詰めろと命を出す。
ヨナはどうやら無事のようだけど・・・ココの怒りは収まらない。
そして、ヘックスの自国の空爆機を飛ばし、山がえぐれるほどの空爆をやってのけたココ。
ヘックスは最早逃げられないと悟ったか、自らこめかみに銃をあて、
「地獄でもまた戦いましょう」と笑って逝くのだった・・・。
アールの事は結局ココがすべて自分の内にしまっておくよう。
仲間の死を悼む皆。
そして海の見える丘の上に建てられたアールの墓に感謝を捧げるヨナ。
そこへなんとブラックが!!
初対面のココとブラック。
ロケットは何本打ち上げたのかと、答えを期待せずに問うブラック。
彼は彼なりにアールの死を悼んでいるのだろう。
そんなブラックとの駆け引きも、ココはここからなた一歩を踏み出す。
「私といた方が楽しかったでしょ?
特に酒盛りとか。
ありがとう、じゃあね、アール。
また会おう--------」
そう言って酒瓶にキスをするココ。
その頬には一筋の涙が-------。
ブラックとの新たな戦い。
これが最終決戦になるのか。
アールの目だった活躍が今までなかったので、これが最後の花道になったねぇ。
すごくいい話だった。
見せ方もうまかったし、実にココらしい復讐の仕方で。
こういう容赦ないのもこの作品の魅力なんだろうな。
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