「A級だよ、太一、おめでとう-------!!」
今までずっと破れなかった優勝という壁。
何度も何度も挑戦して、準優勝で負けていた。
この優勝を、自分より先に喜んでくれたのは、ずっと一緒にやってきた千早だった。
涙を流して、自分の事のように嬉しがって喜んでくれた千早につられて涙した太一。
本当におめでとう、太一!!(>▽<)
だが今はA級決勝の試合を見せなければならないのだ。
まだ泣きじゃくっている千早を立たせ、じっとしてろってTシャツで涙をぬぐう太一。
いやぁ、
なんかにやにやしちゃった~♪
自分でやったくせに、太一が照れてる!!
可愛い~♪
でも・・・。
「太一がA級。
つまり、ライバル」
って、早くも戦闘モードに入った千早。
太一の笑顔も引きつるっ(><)
そんな二人を見ていた奏と1年。
机くんの応援は任せてと、二人を送り出す事に。
千早はキャプテンとして・・・というのだが、そんな千早の手首を掴んで「ありがとう」と強引に引っ張って行った太一。
菫的には割って入れなかった空気に、やっぱり切なさが募る。
そんな菫を見て「かくどだに」だねと言う奏。
あなたは知らない。
私の燃えるようなこの思いを・・・。
って、
筑波がB級決勝に残っていた!!
宮内先生以外気づいてなかったあたりが何とも寂しいけど、思わず笑ってしまったね。
まさに「さしもしなじな」だ。
だが・・・千早はいざ対戦の部屋の前まで来て、急に太一の手を振り払ってしまったのだ。
そして机くんの応援に戻ると言い出してしまう。
新とクイーンの対戦が見たくないのか?
「あんなに見たかったのに、どうして?
怖い------!!」
その時、栗山先生がA級会場はもう入れないと声をかけてくれる。
一瞬ほっとした千早。
そこへ本当に何ともならないのかとやってきたのは、桜沢先生。
あなたたちもと、二人を誘ってくれたのだが・・・。
ためらう千早。
「これと決めた道で、知らない方がいい事なんて、ひとつもないわよ」
その言葉に顔を上げる千早たち。
そして、横から部屋に!!
・・・って、江室の桜沢の背後に立った時の手の動きがヤバイ(><)
あけたふすまから流れてくる水のような感覚。
ここは普通の決勝戦場。
何故か苦しい。
だが・・・新が勝っているのだ。
しかも5枚差。
何故こんな流れに?
綺麗な渡り手。
嫌な札を送る新。
そこは須藤よりいやらしいと分析する西田。
その時、詩暢は何故こんな流れになったのかと思いを馳せる。
そう、
最初に捨てる札と拾う札を分けなければならないと差別した。
だから札にそっぽを向かれたのだ。
その事に思い当たった詩暢は、ごめんとかるたに謝罪し、美しい取りを捨てたのだ!!
詩暢が払う音がする。
しかも数枚払ったのだ!!
いつものスタイルを捨てて、一音目で反応している。
リスクを捨てた取り。
音への反応は詩暢の方が早い。
だが、対戦した者にだけ分かる新の武器。
新が本当にすごいのは・・・。
詩暢が先に動いたはずなのに、それでも札を取ってしまう超高速の動き。
払った札が千早の目の前に飛んでくる。
それを庇った太一。
「ごめん」
小声で笑顔になった新。
札を拾いに来て、改めてふたりに謝罪する新だったが、呆然と固まるしか出来ない千早。
太一も戸惑いながら札を渡すしか出来ない。
静まり返る室内。
「でも俺は、綿谷新の超加速より、武器の多さより、
あいつのリラックスが怖い-------!!」
そうなんだ。
西田の気持ちが分かる!!
新が焦ってないんだよね。
それは奏が言っていた高速回転する駒のよう。
止まっているように見えて、実は力が均等にかけられ揺らがない。
安定した世界。
神にかかる枕詞。
「ちはやぶる」
最高のかるたのイメージ。
だが、新だって最初からこうだったわけではない。
村尾にだけはずっと勝てなかった新。
また負けたと悔しがる新には、最高のかるたをするイメージが祖父の姿なのだ。
それを思い出しながらやっているはずなのにと歯がゆさをかみ締める。
だが、そんな怖い顔をしてかるたをやるのか?
毎日素振り300回を命じる祖父。
そして、のぼり調子になってきた所で祖父が亡くなりかるた界から姿を消した新。
何故戻ってきたかは分からない。
でも、祖父が亡くなり背が20cm伸びた。
素振りは欠かさず毎日500回。
身体が出来てきた。
イメージに追いついてきた新のかるた。
これはついに周防名人を倒す逸材誕生かと、関係者は皆新に期待を寄せても仕方ない。
残り4枚対9枚。
うるさい。
周りが気になる詩暢。
汗もかく。
それすら皆には初めての光景で驚きを隠せない。
だが、今日は詩暢だって5試合目。
汗もかくというもの。
それに楽な試合ではなかった。
千早のあとの対戦は恵夢だったよう。
「手加減の必要がない1日」
にやりと笑った詩暢の顔、凶悪だし(><)
そして、ここに来て詩暢が正確な取りを思い出したよう。
あまりに早くて凡人には見えない取り。
新が先にとったように見えた札も、詩暢がピンポイント角を狙って払ったり。
同じ音から始まる札を全部払おうとした新に対し、正確に1枚だけを突いた詩暢の取り。
どうしたらあんな糸のような正確な取りができるのか。
より早く。
より低く。
思わずイメージしてしまった千早は素振りをしてしまう。
それを止めた太一。
「みんなと一番つながってるのは、うちや」
新へ挑戦的な表情を見せる詩暢。
だが、
新はそんな詩暢に笑顔を返したのだ!!
なぜこの局面で笑顔になれるのか?
集中しないとと言い聞かせる詩暢。
「うちはもっと深く札と繋がれる!!
もっと、もっと!!」
そして--------新が勝利!!
クイーンが負けた!?
そのことが会場にざわめきを落とす。
だがその時、新は詩暢の額に手を当てたのだ。
「熱あるんやろ、詩暢ちゃん」
そう。
どうやら詩暢は昨日雨に打たれたことで、熱を出していたよう。
保冷グッズを使っていた詩暢。
すごいな、ようやりきったなと褒める新。
そうまでしても戦ってみたかったのだ。
手を上げて向かってくる人がいる。
「当然や。
うちはクイーンやから」
結果は負けたけれど、やりきった感いっぱいの詩暢だった・・・。
A級優勝は新。
これは関係者にとっても一大事。
初めて詩暢に土をつけた選手の登場。
しかも綿谷名人の孫。
嫌でも期待が増すだろう。
新の落ち着きは、きっと祖父がそんな怖い顔をして試合をするのかといったからだろうな。
それが逆に対戦相手にはプレッシャーにもなるのだ。
そこまで計算してたらすごいよなぁ。
いやぁ、この戦いも面白かったなぁ。
初めて詩暢が人間らしく見えたわ。
さて、これでB級は太一が優勝。
駒野と筑波はどうなったのか、結果が楽しみだね(^^)
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