二人に何が------------!?
奥の部屋から出てきた洸と悠里。
何もないというけど、とてもそんな雰囲気には見えない二人だった。
気になってぐるぐるする双葉。
目線を送ると悠里にはそらされるし・・・一体何があったのか?
洸は普通にしてるのだが・・・小湊曰く洸は勉強ができないのではなく、授業を聞いてないだけ。
理解力はスゴイよう。
なんで?
すると洸はその言葉で気づいてしまう。
「必要なくなったから」
だから勉強すること、特進にいる必要もなくなったようで。
すると、それに猛反発し、そんな事誰も喜ばないと、一緒に進級しようと言い募る悠里。
小湊も夏休み一緒に遊ぼうと続く。
修子までなんだかんだ言いながら盆以外ならとか言いだすし・・・。
そんなみんなの思いを受け、洸は分かったと受け入れるのだった。
帰り道。
もう一度双葉は悠里に何かあったのかと問うのだが・・・やはり一呼吸置いてから
「何もないよ」と言われてしまう。
どうしても気になってしまった双葉は、もう一度洸の家に戻り話を聞くことに!!
だが・・・いざ本人を目の前にすると言いだせないのだ。
気まずくてトイレを借りたり、水をもらったりして時間稼ぎをするも・・・。
いざ話をすると、洸も一呼吸の間を置いて
「何もない」と言ったのだ。
当然気になる双葉。
悠里も何もないと言ったなら何もないんじゃないのか?
でも、洸が変わった理由を知りたいという双葉。
昔の俺を探すなという洸。
だが、そうではない。
ちゃんと今の洸を知りたいからなのだ。
さすがの洸も双葉の押しの強さに負けたよう。
そこで真実を教えるため双葉の腕を掴み、奥の部屋へ入れたのだ!!
そこにあったのは----------仏壇。
飾られた花。
そして遺影に映っていたのは・・・洸の母親の写真。
それですべてを理解した双葉。
悠里は自分の口からは言いにくかったのだ。
だからあんな風にしか言えなかった。
洸は・・・ごめんなさいという申し訳ない顔をする双葉を見たくなかったのだ。
たまたま部屋に転がった野菜を拾おうとして中へ入ってしまった双葉も同じ顔をしたよう。
吹聴する話でもないし、だから黙っていたという洸。
勉強する必要がなくなったと言ったのはこのせいだったのか。
なのに自分は悠里と洸の関係を邪推して・・・自分の事ばかりだった。
二人はちゃんと皆の事を考えていたのに・・・思わず流した涙。
洸は泣き虫だなと頭をなでてくれたけど、それで余計に止まらなくなってしまう涙。
「学校、やめないよね。
洸はみんなと一緒にいたくないの?
私は洸と一緒にいたいよ」
思わず掴んだ洸の服。
洸は・・・そんな双葉の目の涙をぬぐい、頬に手を添える。
思わずも開いてしまった目。
洸が見ている。
雰囲気がやばい。
これはキスの勢いか--------!?
「じゃじゃ~~ん!!」
って、最悪のタイミングで入ってきたのは、陽一。
二人のただならぬ雰囲気に顔を真っ赤にして退散するのだが、そんなんじゃねぇよと、あっさり対応した洸。
あ~らら。
残念。
母さんの事聞いて泣いたと言われ、納得したようで。
今からバイトだという洸。
その後を追いかける事も出来なかった双葉。
洸は先ほどの事を思い出し、涙を払ってやった事、見つめ合った事を思い出して思わず頭をかいてしまう。
「何やってんだ、俺」
陽一と洸は仲が悪いのか?
陽一の運転する車で送ってもらいながらそう尋ねる双葉。
陽一はそれを聞いて笑ったのだが・・・
洸は自分を許せないんだろうというのだ。
両親の離婚の時。
母親が一番大変な時、全て洸に任せきりにしてしまったから。
丁度母が入院したころは教師になりたてだった陽一。
忙しさを理由に見舞いにはあまり行けなかったそう。
それに・・・会うたびに痩せていく母の姿を見るのが怖かったのだ。
病室に入るのが、すごく怖かったのだ。
あんな思いを洸は一人で毎日していたのかと思うと・・・。
洸は優しくていい子なんだと訴える陽一。
涙を堪え、外を見ていた双葉。
それでも思わず叫んでしまう。
「知ってます!!」
双葉の言葉に安心する陽一。
ありがとうと・・・。
こみ上げるものがあったなぁ。
苦しかったよ。
洸が大切なものを作らないのは・・・失くした時を考えてしまうから。
失くす怖さを知っているから。
「そうやって、今の洸があるんだね。
私の知らない夜を、歩いてたんだね」
でも、どれだけぶっきらぼうでも、最後には絶対優しいと知ってるから・・・。
翌日、悠里に謝罪した双葉。
だが、悠里もまた双葉と洸の間に嫉妬していたのだ。
不安だった。
少しでも洸の特別になりたかったから。
なんで同じ人を好きになったんだろう。
涙を堪える双葉。
でも・・・それ以上に悠里が好きなのだ。
悠里もまた双葉が大好きなのだ!!
互いに抱き合って涙を流す二人。
恋も大事、でも友情も大事。
教室へ戻ると、小湊が数学の要点を纏めたものを洸に渡していた。
それを迷惑そうにしている洸。
でも、ちゃんとカバンにしまったそれ。
やっぱり最後は優しい事を知ってるのだ。
次の勉強会はいつにする?と言い出す修子。
盛り上がる皆を前に溜息の洸。
ちょっと考えさせてという洸。
洸がまだ夜を一人で歩いているなら、その出口の光に私たちがなるよ!!
涙涙な回でございました。
これで一気に洸の変化の秘密がわかったわけで、もやっとしてたものが繋がった印象。
光になる。
たとえお節介だと言われようが、洸がまた大切なものを作れるように。
少しずつでも。
それが友情であり、恋だったり。
本気でぶつかる熱さ。
後2話でどうまとまるか、楽しみにしたいね。
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