イクオの秘密--------------!!
ついに明かされた金時計の男の正体。
だが、それは悲しい事実だった。
狙撃された、被害者である北川総監。
彼は・・・イクオの父だったのだ!!
その事実に茫然となるイクオ。
どうやら北川はイクオの母からイクオの事を聞かされたのは病死する直前だったようで、イクオの存在を知らなかったよう。
迎えに行ったその時、イクオはキャッチボールをした事を覚えていた。
あれが最初で最後の父と子のコミュニケーションだった。
北川は・・・息子をまほろばに、臓器移植の道具にしたのだ。
だが、何故敵討ちに20年も回り道をしたのか?
記憶をなくしたのは何故なのか。
それは・・・イクオがこの真実を忘れたかったから。
父から捨てられた事。
結子を殺した犯人が父親だったことを忘れたかったから・・・。
だが、北川ももうデータ回収を失敗した時点ですべてを受け入れたよう。
すべてを忘れて生きればいいと言うためにここに来たという北川。
殺せなかった。
父であり、結子の敵である男を-----。
そんなイクオを励まし、あなたのそばにずっといると誓ってくれた美月。
そんな美月に縋るイクオ。
北川はすべての罪を受け入れ、明日自ら出頭すると言い出したのだ。
昔北川が小学生の頃、家族を殺されていた。
その犯人の娘が-----------北川にとって運命の皮肉というしかない出会い。
イクオの母と恋におち、子供を産んでいたのだ。
辞表を用意して署を出た北川。
そんな北川を狙ってくるであろう竜哉から守るため、蝶野は彼の警護につくことに。
だが家に入ったその時。
竜哉は既に北川の息子を人質にして北川を待っていたのだ!!
銃を下ろせと迫る蝶野。
その時・・・。
蝶野と北川の背後に立ち、彼らの頭部に銃口を向けたのは-------イクオ!!
「僕らは20年間、結子先生の敵を討つためだけに生きてきた。
僕は結子先生の形見のウロボロスを持って。
タッちゃんは背中に入れ墨を背負って。
今更・・・それを捨てることなんてできない」
家には美月への別れのメモを残してきた。
イクオの意思を確認する竜哉。
「僕らは・・・2匹の龍だ」
そして北川から20年前の計画を洗いざらい聞くことになるイクオと竜哉。
結子は何も知らなかった。
北川の命で子供たちの面倒を見ていただけ。
まほろばの秘密を暴こうとしていた日比野と接触したことで、この計画を知ったよう。
そしてあの日。
結子に仕事の終了を告げた北川。
だが、結子は銃を取り出し北川を撃とうとした。
北川は話を聞いていたイクオを殺せと命じたのだ。
すべてに訣別しろと・・・。
だが、それでも最後の最後に、謝罪しながらイクオに向けられた銃口は、北川を殺すために彼に向けられたのだ!!
それを察知していた北川は、迷うことなく結子を撃った。
それでも結子は最後の力を振り絞り引き金を引いた。
それがゼロのメンバーの背中に命中したという話。
聖は北川の元相棒。
だから事後処理させたのだ。
日比野は間に合わなかった事を悔い、せめて子供たちを守ろうと動いてくれたよう。
子供を守るために手を汚す者たち。
狂った愛こそ正義だと笑う北川。
長々と裁判が続くより、殺される方がいいと言う北川に、銃口を向けたのはイクオ。
自分がやらなければならないと・・・。
「柏葉結子のために、お前の正義を貫け」
だがイクオは今までやってきた事を正義だとは思っていない。
それでもこの道を選んだのだ。
だからこそここで北川を裁く!!
だがその時。
縄を抜けた北川の息子が隠されていた銃を持って姿を現したのだ!!
その銃を寄越せと迫る竜哉。
だがその時。
銃弾が発射され、竜哉の腹に命中してしまったのだ!!
咄嗟に息子に向け銃を撃ったイクオ。
だがその時、息子を庇い北川が動いたのだ!!
北川は肩を撃たれていた。
「父さんを許してやってください!!」
そう言って父親を庇う息子。
もう十分だよとゆるく笑う竜哉。
息子を庇った北川の姿を見て、彼もまた人の親だと悟った。
最後の最後まで人の道を外す必要はないと、それ以上の報復を止める竜哉。
「結子先生に合わせる顔がなくなっちまうよ」
終わった復讐。
最後の引き金を引いたのは・・・敵の息子。
でも、彼はイクオの弟なのだ。
「イクオ・・・終わったな、全部・・・」
「タッちゃん、帰ろう・・・僕らの家に」
もう彼らの復讐は終わった。
北川が最後まで自分だけ助かろうとしたのなら、二人は容赦なく彼を殺しただろう。
だが、彼にだって家族が、大切な人を守ろうとする心があったのだ。
家を出ると、丁度駆けつけてきた深町と美月と遭遇する二人。
だが深町はありがとよと、最初で最後の本心だと言った竜哉の気持ちを理解した。
だから必死にすがる美月を止めた。
美月にあえてよかったと感謝するイクオ。
止められない背中。
まほろばへ向かう車の中、竜哉は結子のビデオを見ていないかとイクオに問う。
相変わらず綺麗だった結子先生。
羨ましいだろうと笑う竜哉。
自分の事を誰よりも理解してくれていた結子は、ビデオの中で、最後まで正しく生きなきゃダメだと言っていた。
だがもう遅い。
こときれる竜哉。
イクオは涙を流しながら運転を続け、結子先生の作ったオムライスが食べたいねと竜哉に話しかける。
まほろばの中に残されていたテーブル。
あそこで食べた結子先生のオムライスは最高だった。
イクオの隣には竜哉が。
そして自分のこめかみに当てた銃口。
その時-------結子が二人の前に現れたのだ。
何やってんのと呆れながらも、私のためにバカなんだからといつも通りの顔を見せてくれた結子。
「でも偉かったよ。
最後の最後に、間違えなくて。
お帰り、イクオ。
お帰り、竜哉」
「ただいま」
「ただいま」
大好きだった結子先生。
彼女の胸に飛び込む二人。
そして・・・。
翌朝。
銃声を聞いたとの通報を受け、警察が介入したその時。
泣き崩れる美月。
顔を歪ませる蝶野や三島たち-----------。
そして今、ウロボロスのネックレスは・・・美月の胸に。
「ウロボロス…
永遠や無限、死と再生。
創造と破壊。
二人が貫いたその愛は-------正義だったんですか」
ラストはやっぱりこれしかなかったんだろうなぁ。
二人を思って皆がオムライスを食べるシーンと、竜哉とイクオが結子先生が作ったオムライスを食べている嬉しそうなシーンがリンクしてるのが切なかったなぁ。
泣ける映像でした。
若干詰め込みすぎな感じはあったし、駆け足だった内容で、種明かしも順調と言えばそうだし、のらりくらりのストレスはないドラマだったかと。
内容はちょい薄い感じもしないでもないけど、やっぱ役者がそろってたので、その意味で楽しませてもらえたと思う。
やっぱ小栗くんはかっこいいし、生田くんの演技も鬼気迫るものがあったと思う。
二面性もすごくよかったし。
そして樹里ちゃんがいい女優さんになってきたなぁと。
脇を固めてくれてるベテランの役者さんも適材適所でした。
結子先生の広末さんもこういう役はすごく合ってると思うわ。
役者さんたちに救われた作品でしたね。
毎週深町とのやりとりも好きだった竜哉側の関係とか、少しの笑いもあって面白かったし。
魅せるドラマだったと思う。
まぁ、もう少し時間が欲しかった所かなぁと言う印象は否めませんでしたが。
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龍崎イクオ…生田斗真
段野竜哉…小栗旬
日比野美月…上野樹里
橘都美子…吉田羊
深町武…ムロツヨシ
田村小夏…清野菜名
我孫子桐乃…武田久美子
日比野圀彦…光石研
蝶野真一…滝藤賢一
三島薫…吉田鋼太郎
北川貴一郎…中村橋之助
柏葉結子…広末涼子
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