寄生獣とは------------!?
ついに最終回を迎えた寄生獣。
後藤との対決を終えた新一は、日常生活を取り戻しつつあった。
市役所の一件が社会に与えた影響。
公共的には何も発表されなかった事で、未だ色んな憶測が飛び交っている世の中。
だが、パラサイトたちは表だっての行動をやめ、人間社会に適合する道を選び、食生活も捕食ではなく、人間と同じものを食べる事を覚え、進化していったよう。
そんなある日・・・。
またも夢、精神世界の中、ミギーのような存在が内側から新一に語り掛けてくる。
するとミギーはお別れを言いに来たと言い出したのだ!!
後藤の体内にいたことで内部構造が変わり、深く、長い眠りにつくのだと・・・。
そうなれば、新一の右手は、普通通りの右手に戻るだけ。
外面の活動を中止し、内部情報だけで過ごしてみたいと言い出すミギー。
そして、自分の事は、夢だと思ってくれたらいいと言うのだ。
だが、ミギーと戦った日々。
一緒に暮らした日々は夢などではない。
亡くなった者たちの死は現実なのだ。
そこに突然現れた母親。
よく見ると、母親だけでなく加奈や倉森たちの姿も・・・。
だが、その姿を見てミギーは自分が見えていたものと違うと言ったのだ。
これは新一が作り出したイメージ。
ミギーの存在も、ミギー自身が思っているのと違う姿をしていたようで、興味深げにそのミギーを見つめるミギー。
新一なら大丈夫。
もう会う事もないかもしれないけど、そろそろスイッチを切ると言い出すミギー。
「朝、そこにあるのは、ただの右手だ。
今までありがとう--------新一・・・」
翌朝。
目を覚ました新一は・・・。
自分の事も夢のように忘れればいいと言っていたミギーの事を思い出していた。
「忘れるわけないだろ!!」
戦友であり、親友。
大切な存在だったミギー。
それでも・・・穏やかに日常は過ぎていく。
大学生になった里美たち。
新一は・・・どうやら浪人生になったよう。
それでもあの戦いの日々の比べたら、何とも平安な日々。
寄生生物はどうなったのか?
ここら辺では既に寄生生物の「き」の字もきかなくなったよう。
人間は人間のため生きている。
寂しいから他の生物を可愛がる。
でも、地球上で、人間が一番傲慢な存在なのかもしれない。
パラサイト事件は聞かなくなった。
だがそれは、人間が起こす犯罪が目立ちだして、逆に殺人という事がささいな事件になってきたからなのかもしれない。
その日。
里美と勉強をした帰り道。
人ごみの中で、見知った顔を見かけた新一。
それは--------後藤事件の際、隙を見て逃走していた草野。
彼は意味深に新一の目につくように誘導し、追ってきた所を見計らい、里美を拉致して建物の屋上へと誘ったのだ!!
草野はそこにいた先客のカップルをあっという間にナイフで殺し、里美を震え上がらせる。
ようやく追ってきた新一。
最早声すら出す事が出来ないまでに震えて怯える里美。
彼女を離してくれるなら何でもするという新一。
目的は?
人間とは違う答えが聞きたいと言い出す草野。
本能に従う自分こそが人間だと主張する草野。
そして、新一の体には化物が混ざっているんだろうと言い出したのだ。
人間と寄生生物の中間。
以前そう言った人がいた。
それを受け入れる新一。
自分の中には確かに別の生き物が存在すると・・・。
それを言葉で言うよう促す草野。
だが、その時、里美が突然警察を呼んできてと気丈に答えたのだ。
「あんたこそ、化物以上の化物じゃん!!」
確かに新一は変わってる。
でも、どんな時も一生懸命助けてくれた。
「どんな命も大切に思うのが人間なんだ!!
化物はあんたよ!!」
元気があって壊しがいがあるおもちゃを見つけたと、薄笑いを浮かべる草野。
里美は涙を流しながら、新一にいつも追いつこうとしていたと告白。
彼の世界へ行こうと・・・。
「置いてけぼりは私の方だった」
でもやっと追いついた。
そんな風に言う里美を放っておけない。
自分には力がある。
だから草野から彼女を救うのだ。
ナイフをかわし、草野の顔を思い切り殴りつけたまではよかった。
だが・・・里美がはずみで宙へ放り出されてしまったのだ!!
なんでいつもこんな・・・!!
伸ばした手が空を切る。
涙し、絶望する新一に聞こえた声。
人間は心に暇のある生物。
だが、それこそが人間の最大の魅力なのだと。
疲れるから自分で持てと言うミギー。
すると-------。
新一の右手は、里美の腕を掴んでいたのだ!!
ミギー!!
助かった二人。
新一が新一である事を受け入れてくれた里美。
ほっとしたその時。
駆け付けた殺された二人の同僚たちの悲鳴を聞く二人。
倒れているのをひとくくりにされてしまったことで思わず笑ってしまう。
非日常の光景。
でも、ここが人間の生きる場所。
「俺たちはみんなここで生まれて、ほんのちっぽけな、点での理解を繰り返し、積み重ねていく。
何かに寄り添い、やがて、命が終わるまで---------」
新一の成長と共に見続けられた作品でした。
人間の闇と本質、圧倒的存在に対する対応と思い、そんな時の行動力などが生々しく描かれていたと思う。
綺麗な展開とかじゃなく、リアルに感じられる言葉だったし、お話の流れも時に残酷で、時に親近感が沸く話だった。
ミギーの存在は永遠だろう。
そう思わせてくれる余韻も素晴らしかった。
印象に残る作品でした。
人間こそ、寄生生物じゃないかなって思う。
一人では生きてはいけない。
誰かに寄生して生きる存在。
信長くんも新一と共に成長できた作品でしょうね。
お疲れ様でした。
古さを感じさせない、勢いがあるメッセージ性の高い作品だったと思います。
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