カテゴリ:独り言
日本からアメリカに戻る飛行機に乗る直前、機内で読む本が
ないことに気づきました。 そこで、出発ゲートの前にあったキオスクみたいな売店に行った のですが、特に読みたい本がなく、婦人公論(渋いですね~) という雑誌を購入しました。 その中にあった、漫画家の 故 はらたいらさんの奥様、 原ちずこさんのインタビューを読んで、彼女がどれほど ご主人を愛していたか、どれだけ尽くしていたかを知りました。 娘さんが2人いらっしゃるのですが、子供中心といった感が まるでなく、驚くほど夫婦中心の物の考え方。 ご主人が売れる前は、彼女が彼を養っていたそうなのです。 デート代は全て彼女持ちで、ボーナスを全額手渡したり、 3畳一間で同棲生活をしていたとか、 おまけに、彼には外に女性が大勢いたとか、、、、 当時の彼女に現代の女性が出会っていたら、誰もが お付き合いを反対したでしょうね。 でも、亡くなったご主人を偲び、 「私たちは2人で1人。 1日でも早く病気になって、主人のそばに行きたい。 それだけが願いです。」 とおっしゃっているのを読むと、 その彼女の気持ちが痛いほど理解できて、 『うん、うん、その気持ち物凄くよく分かるよ。』 と、飛行機の中でぐすぐす泣いてしまった。 お隣のアメリカ人男性は、うわ、変な女~と 思っていたでしょうね。 私も、ブランとは死んでも一緒、 生まれ変わっても一緒だと思っていたのですが、、、、、 しかし、愛し合う者同士、 はたして死んでも一緒にいられるのでしょうか そうして、原ちずこさんのインタビュー記事を読んだ後、 あることを思い出しました。 渡米前、友人3人と、とあるネパール料理レストランに食事に行き、 そこのレストランの2階で、前世占いができるというので、 私達はみてもらったのです。確か1人、3,000円か5,000円? (怪しい前世占いだったので、ここから先は話半分に。) 友人1人目は、前世でお兄様だったという守護霊?が現れ、 彼女の前世がイギリス人だと分かりました。 2人目は、彼女の亡くなったおじいちゃまが現れましたが、 前世までは分かりませんでした。 そうして、私が一番最後にみてもらうと、、、、 あれ?霊能者?みたいな女性の表情と話し方が、亡くなった祖父 に似てきたのです。 まさか?と思いましたが、その女性はやはり私の祖父だと言います。 私の祖父母は、親同士の決めたお見合いで結婚したにも関わらず、 大の仲良しでした。 70代になってもダブルベッドで仲良く寝て、手をつないで一緒に ダンスを習いに行ったり、ローカルな新聞に掲載されるほどの、 おしどり夫婦だったのだそうです。 そうして、祖母が病気で亡くなった後、憔悴しきってしまった祖父は 後を追うように急逝しました。 その祖父は、今はとても綺麗な天国のような場所にいるのだそうです。 「そちらでおばあちゃんには会えましたか。」 と私が聞くと、 「会えなかった。死んでも皆同じ場所に行けるわけではない。」 と言っていました。 結局、私の前世は分からないままだったし、本当に祖父が 私の守護霊なのか、その霊能者が果たして本物かどうかも分からない。 死後の世界があるのかどうかも、私には分からない。 でも、死んでしまったら、愛し合う者同士でも、もう二度と 会うことができないのではというのに、恐怖を感じました。 スピリチュアルなことを全て信じているわけではないけど、 江原啓之さんも、死んでしまったら、あの世で一緒になれる わけじゃないとおっしゃってるそうですね。 失楽園みたいに心中しても、死後に一緒になれるわけではないと。 キリスト教の考えだと、福音を信じて罪の赦しを受けた者 だけが天国に行けるのでしたっけ。 実際、本当のことは誰にも分からないと思うけど、 さほど生命欲のなかった私ですが、 (あまり長生きしたくないと、ずっと思っていた。) やっぱり1日でも長く生きてブランの顔を見ていたい、 だからブランにも1日でも長く生きて欲しいと、 原ちずこさんの記事を読んで、心から思ったのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|