狐樹餅君の休日の朝
涼やかな初冬の朝の、まだ完全には冷え切ってない部屋の空気を肺一杯に吸い込んで私は大きなあくびをした。
目を開けてしばらくはほぼ無心で目に写るモノを眺めていたが、たっぷり数分は経ってからようやく意識のピントが現実に合い始める。
「(眠……)」
そして頭によぎるのは再びの眠りへの誘い。
それも良いか、とは思ったのだけれど視界の端に写る窓はもう充分過ぎるほど明るくて、おそらく普段起きるべき時間からは大きく外れているのを感じた。まぁ、今日は休日なのだからある意味構わないと言えば構わないのだけど。
「…ぅーぁーぎゅぎゃぎゃみゅーんーにー……あふ…っ…」
口から謎の擬音らしき意味不明な独り言を発しながら身体を伸ばす。特に意味も無いし、別にこの独り言を言わなくても身体は伸ばせるのだけど、寝起きに身体を伸ばすとこんな風にほぼ無意識に声が出る。多分癖なんだろうか。
「…寒いってばよとっつぁーん」
伸びをしたせいで、今まで良い具合に温かさを内包していた毛布から温もりが逃げて行き思わずこんな独り言が出る。なんで冬はこんな寒いのか…たしか冬の将軍様が前線で発育のなんたらかんたらで岡山の桃を北朝鮮に取り寄せしてて…
…などと続けて意味の解らない思考が流れ出してるところを見るに、まだまだ頭は起きてないらしい。まぁそうでなくても朝は思考が無茶苦茶なんだけども。
ほっとくと昼まで続きそうなとめどない思考の流れを無理矢理断ち切って、向かいの壁に掛かっている時計に視点を合わせようとした。ぼやけて見えなかった。近視はつらい。…因果は私にあるのだけれど。
ともかくなんとか目をこらすと時計の短針が9の字を越えてることは見てとれたけど。
ウチは弟妹が三人もいるので、この時間に起きて行けばおそらくは朝食は残ってないと思う。なので尚更起きるのが億劫になったのだけど、休みの日の時間が勿体なくもなってきたので、包まってた毛布を跳ね退けて勢いよく起き上がった。
「…寒(サブ)っ、寒っ?!」
途端に周りの冷たい空気が肌を刺して、私は慌てて近くに脱ぎ捨てていたウインドブレイカーを纏った。
…だから朝は思考がおかしいんですってば。
…さて、私は何をしたかったのか誰か教えてほしいのだけど(ry
朝の寝起きの状態を小説風に書いてみたけども、まともな人間っぽく無いです。自分で言うのもアレですがっ!
まぁネタでもなくホントにやってるのが餅君クォリティ。
変人ろーどあうぇいしてますヾ(゜▽゜、)ノシ
朝:炒飯(予想通り食われてたので自前で調理
昼:わかめラーメン
晩:餃子
……いやね、一体私は何を(;;´・ω・)