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テーマ:海外旅行(7524)
カテゴリ:つぶやき
長いと分けられたので続き。
飛行機の娯楽は映画、TV,音楽、ゲームとあったが、中国の航空会社なので吹き替えや字幕が中国人向けである。それでも動物ものはムチュメでも楽しめるので、結構重宝した。私はムチュメが寝た後NCISを観た。 苛々しっぱなしの10時間を過ごし、いよいよローマフィウミチーノ国際空港到着。イタリア上陸の喜びよりも、クソガキから解放される安堵感が大きかった。 入国審査はEU圏とそれ以外に分かれていたので、私たちはall passports のところに並ぶ。滞在日数とか目的とか聞かれるかと思ったのだが、質問は皆無だった。それどころか顔もまともに見られず、箱に入った係員2人は世間話(多分)をしていた。妙なところでイタリアを感じてしまったが、日本のパスポートの信頼性が高いからかもしれない。 ラゲッジクレームへ移動し、預け手荷物を待っていると、年配女性の係員に話しかけられた。 『ベビーカー預けた?』 『はい。乗ってきた便はCA939で』 『それはいいの。色は黒?』 それはいいってどういうことだろう。このエリアにいるアジア人は全員同じ便なのだろうか? 『はい、というかグレー』 『OKこっちきて』 連れて行かれた先には2台のベビーカーが丁寧にプチプチで巻かれた状態で置かれていた。もちろん1台はうちの。 『これです。あ、見せたほうがいいですか?』(羽田で受けとったタグを見せようとする) 『必要ないわ』 なんて大らかなんだイタリア人! というか別人だったらどうするんだ! トランクが回っているレーンに戻ると、旦那がすでに荷物を二つ引きあげた後だった。ロストバゲージを心配していたのは徒労に終わった。どこ行ってんだと文句を言われたが、こちらも遊んでいたわけではない。 旦那の煙草休憩を終え、案内表示に従い、フィウミチーノ国際空港とローマの中心、テルミニ駅を結ぶレオナルドエクスプレスの方向へ。ローマ市内は10歳未満バス電車無料らしいが、そのルールがレオナルドエクスプレスにも適応か不明なので切符売り場で『大人2人、子供2人』と注文。 結果、子供は無料だったのに、地球の歩き方では1人14ユーロの料金が15ユーロだった。これも後で知ることになるが、私たちが買ったのは多分タバッキなので、手数料1ユーロが上乗せされていたようだ。ただ、この時間(午後8時くらいだった)駅の券売窓口は閉まっていたので選択肢はなかった。 で、いよいよ駅に入るが、日本のような改札はない。いや、それらしきものはあるけど、切符をかざしてもぴくりともしない。通行を遮る扉すらない。出入り自由である。あれはなんのためにあったのか、未だ疑問だ。ちなみに切符は刻印機を通す。切符を差しこんで左に寄せると「ウィッ」と鳴って小さな切れ目が切符に入る。これを忘れると、電車内に車掌さんが回ってきた時に罰金を取られるらしいので注意。 ↑これに通す ↑切符。小さく穴が空いているが、これが刻印機を通した証拠になるようだ。 空港駅のホームはひたすら長い。そして禁煙と書いてあるが、そこかしこで煙草を吸っている。イタリアは屋内の喫煙には煩いようだが、屋外は喫煙天国で、どこでもみんなぷかぷかやっている。 ↑ホーム。当然だが空港利用者が多い。ライター没収された人が多いのか、ホームとホームの間、つまり線路の上を投げる形でライターを貸しあっていた。 レオナルドエクスプレスの車内は比較的綺麗。空港線だからか、トランクを置く棚があった。しかし車内に段差があったのは何故だろう。 しばらく待って発車する。レオナルドエクスプレス・・・・・・と言いながら、あんまり速くない。停止信号なのかたまに止まるし。それでもテルミニ駅直通で一番速いので仕方ない。何せもう夜なので、ホテルに行って休みたいのだ。なんて言ってる間にムチュメは寝た。 ↑車内。湾曲した座面がオサレだ。 テルミニ駅はローマの中心駅で、地下鉄A線B線とも繋がっている。機動力を考え、ホテルはここの近くを選んだ。到着して、まずするのは食糧の確保。イタリアには日本のようなコンビニがないので、夜中に子供らがぐずったら困るのだ。地下1階にあるコナードというスーパーへ向かう。 クッキーとパン、アメ、ミネラルウォーターをカゴに入れ、レジへ。レジのお兄さんは座ってレジを打っていた。 『こんばんは』←日本語 『・・・・・・こんばんは』←日本語 ローマ初日、明らかにイタリア人のお兄さんに日本語で挨拶される私。何故日本語? 理由はすぐ明らかになった。 『袋は、いりますか?』←日本語 『いいえ・・・・・・』←日本語 会計は滞りなく済んだが、日本語で話しかけられたことに納得がいかない私。旦那とムチュコが待つ店頭へ行くと、ツアー客らしき一団がいた。 『皆さん、自力でホテルに戻れますか?』←日本語 『はい、大丈夫です』←日本語 理由はこれか。このコナードへは何回か寄ったが、毎回日本語が聞こえてくるほど日本人利用客が多い。そりゃレジのお兄さんも簡単な日本語くらい話すわ。 その後、適当な店で夕食を食べ(旦那がバーガー屋をチョイス)、地図を見てようやくアストリアガーデンホテルへと到着したのは午後10時くらい。入口には10段ほどの階段があり、スロープやリフトはないのでベビーカーとトランクを抱えて上り、エクスペディアの控えを提示。 フロントの男性は40代くらいだったが、ゆっくりはっきりと英語を話してくれた。パスポートの確認後、説明してくれた。 『宿泊代はエクスペディアを通してお支払いいただいているので、ローマ市の宿泊税(のことだとだと思うが、Rome city taxと言っていた)だけお支払いいただきます。1人2ユーロですが、上の子供が9歳なので、大人2人ぶん、4泊で16ユーロです』 事前情報と一致するので、ぼったくりではない。東京都にもホテル税があるので、似たようなものか。 私たちの部屋は3階のトリプルルーム。イタリアの階数表示はイギリス風なのか、日本でいうところの1階が0階となっていた。エレベーター内のフロアボタンに101~110みたいなシールが貼ってあるので間違えることはないと思うが、ちょっとややこしい。エレベーターはちょっと小さく、ベビーカー(ムチュメin)+トランク2つ+3人は乗れないので2便に分けて部屋へ移動した。 遠いと移動だけでも一苦労である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.01.09 15:09:14
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