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2014.01.10
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テーマ:海外旅行(7524)
カテゴリ:つぶやき
1月2日

さて、ローマ2日目は本格的に始動です。
朝6時に起床し、7時ホテルのレストランで朝食ブッフェ。窓の外はまだ暗かった。調べてみるとローマの緯度は北海道と同じらしい。でも気温は東京よりも高い。これは暖冬なのか地中海性気候のためなのか、なんにせよ日本から持っていった貼るカイロは役に立たなかった。
パンはちょっと甘め、カプチーノも甘めだったけど、コーヒーは美味。私たちの他にも一組日本人がいた。といってもフランス人とのカップル。
ホテルは禁煙のようだが、庭に灰皿が置いてあり喫煙者はここで吸うようだ。庭にはバナナらしき木があったが、ローマでバナナは育つのだろうか。
午前8時頃ホテルを出て、まずはテルミニ駅へ。これはローマパスを買うためと、4日に予定している日帰りフィレンツェ旅行のチケットを手配するため。独立広場を通り、五百人広場側からテルミニ駅へと向かう。

ローマはイタリアなので、当然道行く車もヨーロッパ車が殆どだ。ナントカいうヴェスパ社の車に興奮する旦那、いちいち写真を撮るのでなかなか進まない。

ローマの道は石畳で、慣れない日本人には歩きにくい。歩道に乗りあげる時の段差も結構なものなので、歩くだけならまだしもベビーカーには不向きだ。ムチュメのベビーカーはイギリス製なので国産のものより多少はヨーロッパ仕様になっていると思うが、それでも大変だ。軽量に特化したベビーカーはまず向かない。旅行代理店によってはベビーカーを有料で貸してくれるようだが、現地対応のものならば一考の価値ありとみた。
そして運転が荒いのか、みんな相当なスピードで走っているので怖い。さらに、テルミニ駅近くはゴミが多い。これは本当にがっかりした。到着初日は夜だから気づかなかったが、日本の街ではあまりお目にかかれないゴミの量だった。地下鉄テルミニ駅の出入り口付近にはホームレスもいるので、昼間の景観はよろしくない。
テルミニ駅構内に入り、トレニタリアの窓口へ向かう。トレニタリアはイタリアの国鉄のようなもので、イタリアの各都市を結ぶ高速鉄道を運行している。イタロといういわば国鉄もあるようだが、これはテルミニ駅を通っていないのか見つけられなかった。しかし窓口はかなりの人だ。後にしようと諦め、ローマパスを買いに行く。

ローマパスは1人34ユーロで、3日間ローマ市内の地下鉄、バス、路面電車が乗り放題+最初に入場する2箇所の施設が無料になるというもの。(3箇所め以降は割引)詳しくはローマパスのHPがあるのでそちらを参照していただきたい。私たちが予定しているボルケーゼ美術館とコロッセオでも使える。ちなみに子供料金はないが、ローマ市内では10歳未満は公共交通機関無料なので子供2人のぶんは買わずに大人2人ぶんだけ買う。
はっきりいうと、これで元を取るのは私たちの日程では難しい。何故なら私たちは2~3日はローマにいるが4日はフィレンツェ。つまり2日間しか使えない。交通費を浮かすだけなら1回券(1枚1.5ユーロ)をまとめ買いするとか、1日券(6ユーロだったと思う)を2日分買えばいいのだ。
しかしボルケーゼ美術館とコロッセオは入場料が高いし、電車やバスを使うたびに切符を買うのは面倒なのでローマパスを使うこととした。徒歩移動が多かったので公共交通機関はあまり使わなかったが、
ボルケーゼ美術館11ユーロ(予約料2ユーロ含む)
コロッセオ12ユーロ(フォロロマーノ、パラティーノの丘含む)
1日券×2日=12ユーロ
なので、2日3日ともに1日券を購入したと思えば、結果とんとんくらいだ。ちなみにこちら、バチカン博物館では使えない。いちおう違う国なので。
 再び五百人広場に出て、インフォメーションらしきところへ行ってローマパスと言ったら、『あっち』とチケット売り場を教えてくれた。いろんなチケットを扱っているようで、さまざまなポスターが貼ってあった。支払いはクレジットカード。海外ではあまりJCBが使えないと聞いていたが、ここでは問題なく使えた。

その後歩いてトレヴィの泉へ。途中共和国広場を通っていく。ローマは本当に噴水が多くて、至る所にある。そして彫刻も、芸術でございますというレベルのがちょっとした交差点のビルに何気なくある。街が美術館といった様相。共和国広場からトレヴィの泉へ行く道は歩道が狭く、坂もあったのでちょっと大変だったが、なんとか到着。ナビは旦那。
グーグルマップに案内させても道を間違える私と違い、旦那はガイドブックの地図だけを頼りに行って間違わない。これは本当にすごいと思う。旦那曰く『方角と道の形でわかる』らしいが、私はそもそも方角がわからない。いや、コンパスがあればわかるけど。しかもローマは景観に気を遣ってか、あまり目だった看板はないし、通りの名前もビルに小さなプレートが貼ってあるだけだったりする。
さて、トレヴィの泉はさすが一大観光スポットというか、周囲からしてすごい人。例えるなら休日の渋谷センター街。本来ローシーズンであるはずの冬にこの人手って、トップシーズンの夏はどんななのか、恐ろしい限りだ。

美術館の予約時間が迫っているので、チラ見しただけでバス停へ。事前に116番バスが近くを通るとネット情報を得ていたのだが・・・・・・バス停ってどこよ。近くにいたお巡りさんに聞いてみるが、お巡りさん、英語話せない模様。でもさすがにバスはわかるだろうと『バスストップ』を繰り返すと、『ワン、レフト』と指さしで教えてくれた。グラッチェと礼をして急ぐ。ちょっと行ったところから、大通りを走るバスが見えた。いよいよローマ初のバス乗車、ちょっとドキドキ。
5分ほどで116と表示された小さなバスがやってきた。このバス、本当に小さく、ハイエースの車幅が大きくなっただけといった感じ。反対方向に行っては大変とドライバーに『ボルケーゼミュージアム?』と話しかけるが・・・・・・衝立があってまるで気づいてくれない! いかにも慌てた様子の東洋人を見かねたのか、子連れの女性が『ボルケーゼミュージアム、OK』と教えてくれた。
道行く乗用車も結構なスピードだったが、バスも同様。しかも座面がプラスチックなので、後ろ向きの座席だと滑る。しがみつきながらもボルケーゼ公園内に入り、美術館が見えたところで下車。

ボルケーゼ美術館
↑外観。日付があっていないのはカメラの設定ミスです。

やった、無事に到着したよ、と安堵も束の間、窓口へ。
『ボンジョルノ、11時に4人で予約した佐藤です』
何故か予約番号のことを綺麗に忘れている私。しかし受付のお兄さんは慣れっこなのか、予約内容を照会してくれる。
『予約はネット? 電話?』
『電話です、日本から、大人2人子供2人で』
予約時の質問内容を伝えると、照会できたらしく『ローマパス持ってる?』と聞かれイエスと答えると、今度は子供の年齢を聞かれた。ムチュメ@2歳はそもそも頭数に入らないのか? ムチュコのチケットだけ発券される。パスポートの提示は求められなかったが、日本人としても小柄なムチュコは見た目からして金のかかる歳じゃないと判断されたのだろう。料金は予約料の2ユーロのみ。
その後、荷物を預けるためクロークへ。ボルケーゼ美術館は手荷物持ち込み禁止なのだ。列に並んでいると、先ほどバスで『ボルケーゼミュージアム、OK』と教えてくれた女性が『ベビーカーはこっち』と教えてくれた。親切な人だ。またもグラッチェと頭を下げ、手荷物全員ぶんをベビーカーに乗せて預ける。いちおう引換券はくれたが・・・・・・紙だ。しかも手書きっぽい文字。そういえば皆さんの手荷物も一緒くたにカゴ(バスケットボールとか突っこむようなの)に入れてある。すごく不安であるが、パスポートなどは身につけているから、と自分に言い聞かせる。

11時ぴったりに入場開始。入口には長い列ができていて、ムチュコはチケットを、旦那と私はローマパスを提示して入館。
撮影禁止なので写真はありませんが、すごくよかった。しかし驚いたのは、かなりの数の彫刻が触れること。(別に推奨しているわけではなく、柵などがない)さすがにメインどころは近づけないようになっているのですが、イタリアの懐というか、いかに美術品に溢れた国なのかを見た気がします。でも、不用意に触って壊しでもしたら一体いくら請求されるやら・・・・・・。
旦那は早々に飽き、ムチュメもぐずってきたので1時間半足らずで退場。預けた荷物を受け取り、その後昼食に向かったのはPinsere Roma。トリップアドバイザーで口コミがよかったピザ屋さんです。繁華街からちょっと外れたところを歩いて行きます。
この辺りはテルミニ駅と比べるとゴミが少ないけど、路上駐車が多い。二重駐車も珍しくなく、出られなくなった人が『どかしなさいよ!』とばかりにクラクションを鳴らしたりする。ローマの車は傷だらけなものが多いが、これはみんな無理やり駐車するためか、スピードを出すためか。ここまでローマの車事情について嫌なことを列挙してきたが、ローマ人は親切なのか、渡ろうとしていると止まってくれることが多かった。

12~13分でPinsere Roma到着。ホテルメディチというところの隣で、間口は狭いが継ぐ次に客が飛びこんでくる活気あるお店だ。テーブル席はなく、店内と店頭にあるカウンターで立ち食いもしくはテイクアウトの形となる。ショーウィンドウ? の中にはいくつかのピザが並んでいて、イタリア人には小さいかもしれないが日本人にはちょうどいいサイズだと思う。注文すると窯で焼いてくれる。中のを眺めていたら、威勢のいい男性店員さんが英語で具を教えてくれた。
ムチュメが寝ていたので、3種類注文。アンチョビやプロシュートの載ったものは日本人には味が濃すぎるかも。旦那が頼んだシンプルなもの(ベーコンと紫玉葱)が一番美味しかった。でも、イタリアでの食事の中でここが一番美味しかった。マルゲリータを注文しなかったのが悔やまれる。またローマに行ったら是非食べてみたい。

長いので分けます





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最終更新日  2014.01.10 13:28:15
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