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カテゴリ:つぶやき
続き
↑ローマを二分するテヴェレ川 テヴェレ川を越えると、いよいよヴァチカンが間近へ迫る。サンタンジェロ城を横目に進んで、最初に入ったヴァチカンシティーはサンピエトロ広場。独立国のはずだが、入館も何もなくあっさりと入れた。 余談だが、イタリアにはトイレが少ない日本のような公衆トイレ的なものはなく、あっても有料だったりする。が、ここはイタリアではないからか、サンピエトロ広場をでてすぐの場所に公衆トイレがあった。しかも比較的綺麗。さすが法王のお膝元と感心した。 で、そのトイレの傍には郵便局もある。『バチカンから葉書くれ~』と妹に言われたこともあり、入ってみる。数種類のポストカードが売っていたので、買ってその場で記入。日本までの郵便料金は忘れたが、葉書のくせに高いと思った。しかも窓口の職員が愛想がない。切手を貼って『お願いします』と言ったら『外から出せ』と命令された。せめて笑え。 気を取りなおしてヴァチカン博物館へ。ここは午前中は列がすごいらしいが、午後ならそんなに並ばないとの情報があったので午後にした。結構並んでるな~と思ったのだが、列は案外さくさく進む。何かと思ったらボディーチェックの列であった。 が、このボディーチェック、ものすごくいい加減。空港のように手荷物をX線に通すべくベルトコンベアに乗せ、人はゲートを潜る。私は首にぶら下げていたスマートフォンを取り忘れたので『しまった』という顔をして足を止めたら、警備員のお兄さんが『いいから』と手招きしてきた。ゲートを潜ると、当然のようにアラームが鳴る・・・・・・お兄さん、何もせず。よく見ると、周囲の人もかなりの確率で鳴っているが、そこで改めてチェックするということはまるでなく完全スルー。X線についても、誰もチェックしていなかった気がする。これでいいのかと思うが、きっと何十年もこの状態で何も起きていないんだろう。 ボディーチェックの後にチケット購入。並んだが、そんな長時間ではなかった。ボルケーゼ美術館とコロッセオは子供2人とも無料だったが、ヴァチカン博物館は9歳のムチュコのみ有料だった。(確か8ユーロ)本当はオーディオガイドを借りたかったが、ガイドはパスポートを預けなければ行けないらしく諦めた。 そしていよいよ博物館内部。はっきりいって書ききれない。何せ広いし、展示物の数も膨大。とにかくすさまじい数が並んでいる。 ↑入ってするぐにあるラオコーン。突然日付が変わっているのは日本時間で設定しているから(その設定が間違っているのでややこしい) で、ここは回廊もすごい。建物自体の造りがとにかく凝っている。博物館自体が美術品。写真撮影も(最後の審判以外は)自由なので、ゆっくり見ようと思ったら丸1日かけても足りないくらい。 私はうっとり・・・・・・なわけだが、2日間連続美術鑑賞に飽きた旦那、途中ではぐれる(というか先に行く)。しかもベビーカーを持って、ムチュメを置いて。意味わからん。途中で疲れて寝てしまったムチュメを抱っこして進む私。突然イタリア人男性(40代くらい?)に声を掛けられた。その人の手にはムチュメのブーツ・・・・・・。そう、ムチュメ、道中ブーツが脱げてしまったのだ。しかも両足。私に何やらいう男性。 『(イタリア語)』 まるで理解不能。ウーノウーノと聞こえるから、1に関する何かを言っていることはわかるが、それだけでは情報不足。ムチュコに『とりあえず取りに戻ろう、あー、どこにあるんだろう』と話していると、男性が 『Do you speak English?』 『Yes!』 『Wait a minute.』 来た道を戻る男性。1分ほどで、もう片方のブーツを持ってきてくれた。 『グラッチェ!』 イタリア人、本当に親切である。何度もいうが、先にいなくなった旦那よりもずっと役に立つ(ヒデエ)。その後も最後の審判の部屋に入る階段でも係の人が優先的に通してくれたりと、イタリア人の優しさが身に染みた。 そしてメインイベント、最後の審判は薄暗い部屋。みんな立ち止まってみるからかかなり混雑していて、ベンチも全部ふさがっているし、係の人は『止まらないように』と注意してくるしでゆっくりと観賞はできなかったが、ミケランジェロのマッチョイエスは肉眼で見えた。ここは今度、是非丸1日かけて堪能したい。 ちなみに旦那は 『あそこ(最後の審判)ベンチ座ってる人って何してるの』 と明後日なことを抜かしてくれたが、私はあそこで1時間は余裕で堪能できる。いばれないけど。 ヴァチカン博物館は閉館時間だが、システィナ礼拝堂はまだである。ということでシスティナ礼拝堂へ。ここもボディーチェックがあるのだが、いいかげんさはヴァチカン博物館同様。バギーは専用の置き場があり、預けなければいけなかった。 ローマは夜が早いので辺りはもう暗かったが、ライトアップされた広場は非常に綺麗。中の彫刻も素晴らしかったが、いかんせんイタリアは夜が早い。あっという間に閉館時間が来て、なんと、ミケランジェロのピエタを見逃したorz 疲れた―疲れた―と文句たらたらなムチュコの尻を叩き、テルミニ駅へ。あまりに煩いのでおんぶしてやった。23kgは重い。しかも小柄とはいえおんぶサイズにはでかいのを抱えているので、イタリア人に注目されてしまった。単純なムチュコは、たかが5分のおんぶでライフを回復したらしい。 夕食は面倒なのでテルミニ駅隣のマックへ行く。マックはイタリアでも結構人気らしい。 ムチュコはいつものようにエビフィレオを頼みたがったがメニューに見当たらず、また店員さんにシュリンプと言っても通じなかった。味は日本と変わらないが、ポテトにはマスタードとケチャップが付いてきて、0.5ユーロ取られた。断ったら払わなくていいのかもしれない。あと、ドリンクは0.5Lなのででかい。なのでか、マックでも高い印象。日本と違うのは上記部分と、カフェコーナーみたいなのがあったこと。通常のレジの隣に独立したレジとショーケースがあった。イタリアマックではデフォなのか、テルミニ駅隣のマックオリジナルなのかは不明。 ムチュメはずっと寝ていたので、チキンのラップをテイクアウトした。 ホテルに帰り、旦那がスマートフォンアプリをチェックすると17000歩歩いたらしい。そりゃムチュコも疲れるよな・・・・・・と思う無責任な母であった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.01.14 12:42:30
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