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テーマ:海外旅行(7524)
カテゴリ:つぶやき
1月4日
イタリア観光3日目、この日はフィレンツェへ日帰り旅行です。 行きはテルミニ駅07:20発TRENO9508便。ホテルの朝食は7時からなので、この日は朝食を摂らずに出掛けます。前日にコナードで買ったパンと紅茶(ペスカティーと言ったと思う。果汁の入った紅茶で、旦那が気に入っていた)でエネルギーを補給し、まずはテルミニ駅へ。 旦那の朝食としてパニーニを購入、夫婦2人はエスプレッソも。しかしエスプレッソって、本当に小さな紙カップにちょこっと入って出てくるんですね。それをぐいっと飲みほすのが粋・・・・・・と以前聞きかじったので、私は1口で飲みました。ちなみにテルミニ駅にはいくつかファストフード的にパニーニや山河あり、詳しくはわかりませんが朝早くからやっている模様。 長距離列車でも改札がないのはレオナルドエクスプレスと同じ。とっとと切符を刻印機に通し、電光掲示板を見る。これはarrival到着時間とdeparture 発車時間の2種類がありますが、時間やなんかはイタリア語の表示しかなかった気がする(私の見方が悪いだけ?)便名はアラビア数字なので問題はないのですが、ホームがどこかわからない。しかもイタリアは、到着直前までホームが決まらないようなのです。なので駅員のおじさんに聞いてみます。 『(切符を見せて)すみません、この切符、この電車(ホームに泊まっている電車を指す)でいいですか?』←英語 『ナンタラカンタラ』 返事はイタリア語でしたが、切符を見せたからか質問内容は理解してくれた模様。おじさんが指さした先には赤い車体の、新幹線ぽい列車が。 『(指さし)This way?』 念のために聞くと、頷いてくれた。列車の車体には日本の新幹線のような便名(番号)表示がなかった気がする。ちなみに券売機で座席指定を3人近い席にしたはずだけど、切符は席どころか車両も違った。日が迫ってから買ったからだろうか。切符の表記は全部イタリア語なので、CARROZZAって車両だよね、とやや不安。たぶん旦那7号車、私とムチュコ(ムチュメは2歳なのでタダ)は8号車っぽいので、2つの車両の境目から乗り、たまたま居合わせたイタリア人らしきお兄さんにも聞いてみる。 『(切符を見せて)すみません、この切符、この電車で大丈夫ですか?』←英語 『大丈夫だよ、この切符はこっちの車両、この切符はこっちの車両だね(指さし)』←英語 ヨーロッパ人は英語が話せる人が多いので助かる。 グラッチェと礼をして旦那と別れたが、次々人が乗ってきたため旦那用のパニーニを渡しそびれてしまった。すまん、旦那。 私たちは二等席だったのだけど、東海道線のように4人掛けのボックス席だった。(車両の端っこは違ったかもしれない)2人×2人で向かい合わせになっているのだが、その間にテーブルがあり、コンセントもあった。さらに座席の下になる部分にはちょっとした荷物収納スペースがあり、トランクを持っている人にはありがたい造りだった。もちろん頭上に棚もある。 で、私たちの7A,8A席へ行ったのだが、イタリア人のおばあちゃんがいらっしゃる。こんなシチュエーション、飛行機でもあったよなあと思っていたら、おばあちゃんはすぐ隣のボックスで、私たちと同じボックスにいる娘(多分)と一緒に座りたかっただけらしくすぐに退いてくれた。 さて、どきどきの発車。ムチュコとムチュメは早々にDSを取りだしてやり始めた。先ほど私の席にいたおばあちゃんは、ムチュメがDSをするのを隣のボックスから物珍しそうに見ていた。ローマテルミニ駅からフィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ駅までは2駅だが、最初の停車駅は目と鼻の先。なので10分ほどで到着した。そしていよいよローマを離れるわけだが、車窓は日本とさして変わらない。しいて言えば埼玉の端っことか群馬の辺りを走っている気分だった。 窓に映っている青いのはムチュコのDSケースです。 余談だが通路頭上にはモニタがあり、トレニタリアのCMと、『ただいま時速何km』と表示していた。フィレンツェまでは1時間半ほどだが、1回車掌さんのチェックがあった。イタリアの長距離列車は自動改札こそないが車掌さんチェックが必ずあるようだ。間違ってもキセルを試みないように。駅の窓口や自販機ではなくネットで購入する人も多いらしく、PCのプリントアウトやスマートフォンを見せている人もいた。 特別問題なくフィレンツェ到着。サンタ・マリア・ノヴェッラ駅はローマのテルミニ駅と比べると小さな駅という印象。テルミニ駅みたいに怪しげな人も殆どいない。 またも旦那のナビで道を進む。ちなみに天気は雨。ローマよりも北だからか、ちょっと寒い、といってもまだ東京より暖かかった。午前9時と早い時間だからか怪しげじゃない人もあまりいなくて、お店も殆ど準備中。全体的にローマよりものんびりとした空気が漂っていた。細い路地を進み、着いたところはシニョーリア広場。ここにはダヴィデ像のレプリカをはじめ、いくつかの彫刻がある。そのすぐ傍にあるのが、目的のウッフィ美術館である。9時開館なのだが、もう長い列ができていた。 ↑ウッフィの列。チケット購入の列かと思いきや、実はチケット持っている人の列だった。 時刻は10時前。予約時間が10時半なので、ちょっと時間がある。ベンチでちょっと休憩してから、係の人に入口を確認。予約の人はまず3番窓口へ行ってチケットを発券してから1番に並べとのことだった。3番の入口には『予約10分前までは駄目よ』と看板があったが、駄目元で10時15分頃行ってみる。スマートフォン画面で予約番号を提示すると、あっさりと発券してくれた。大人はそれぞれ11ユーロ+予約料4ユーロ、ムチュコ@9歳は無料だが、4ユーロの予約料は取られた。しめて34ユーロの支払い。この頃には雨がやんでいた。 で、1番は~と思ったら、これがまた長い列になっている。予約なのに何故? と疑問だったが、ここでもボディチェックがあったからだ。これさえなければもっとスムーズに入場できるだろうに、何をそんなに恐れているんだイタリア人。そのわりには鳴ってもスルーだし。 予約でも並んだが、予約なしだとやはり相当待つようだ。私たちの前にいた年配の方々に当日予約について質問していたカップルがいたのだが、カップルはその日の入館は諦めて翌日の予約を取った模様。 ボディチェックが終わるとようやく入館となる。人数制限があるのか、ゲートで少し待たされた。ヴァチカンでも思ったのだけど、何故チケット→ボディチェックの順なのだろう。逆のほうがよくないか? さて、感想。 泣いた。ムチュコに笑われ、旦那に引かれた。 ここのメインはボッティチェッリの『春』と『ヴィーナス誕生』、レオナルド・ダ・ビンチの『受胎告知』などだが、『春』はマジで泣けた。というかその場で泣いてるの私だけだったので、変な東洋人と思われたかもしれないが、今まで教科書でしか見ることのできなかった名画の細かい部分まで目の当たりにすると、本当に来てよかったと涙がこみ上げてきたのです。『春』だけでも予約料含め16ユーロの価値があると私は思います。 そういえばここも彫刻など触れる状態になっていましたが、中には立ち入りすらできない部屋もありました。部屋の出入り口に進入禁止のロープが張ってあり、顔を部屋に突っこんで観賞するのです。ボッティチェッリの間は入れたのに何故だろう? ウッフィも大きな美術館ですが、ヴァチカンに比べるとかなり小さいです。でも売店は結構な充実ッぷりで、日本語の図録もありました。うきうき気分で日本語の図録を抱えて他のものを漁っていると・・・・・・ムチュメ、陳列されていたマグカップを割ってくれたorz 片付けながら聞いてみる。 『すみません、払います。おいくらですか(涙)』←英語 『いいですよ』←英語 なんて大らかなんだイタリア人! いや、割ったマグカップ+αくらいは買いましたよ。そしたら最初に抱えていた図録を買い忘れたorz どうやらマグカップの後始末をしている時にその辺において、忘れてしまった模様・・・・・・(涙) ということで、ウッフィもいつかリベンジします。 ウッフィツィ美術館を出る頃には12時を回っていました。でイタリア上陸以来、ジェラートを食べていなかったのですね。ということで、トリップアドバイザーで口コミがいいジェラート屋さんが比較的近いので行ってみることに。ペルケ・ノ! というところで、オルサンミケーレ教会の傍です。 日本語メニューがあるお店なので、壁にあるメニューの中から選ぶ。が、壁にあるのは通年のメニューで、その日は販売されていないものも書かれています。旦那はミックスベリーとブルーベリーで2連続撃沈しました。 ここは、フィレンツェに行くことがあったら是非寄ってみてください。フルーツ系がお勧めです。ムチュコが頼んだクリームは行っちゃ何だが普通、私の注文したチョコオレンジは美味しいけど何が何でもというほどじゃない。が、ムチュメが食べたイチゴと、旦那が食べた、よくわからないけど紫色の奴は本当に美味しかった。口コミがいいのも当然だわ。今回フィレンツェは日帰りだったけど、泊まっていたらもう1回食べたかった。 ↑チケット。上からヴァチカン、ウッフィ、ドゥオーモ 長いので続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.01.15 11:59:01
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