ブログ三面記事

日本では牛丼がしばらく食べられなくなった時期がありました。ご存知のように米国からの輸入牛肉がBSE感染のため輸入禁止になっているためです。

現在はオーストラリア産などの牛肉もあるため、全く食べられないと言うことはなくなりましたが、価格的にはちょっと高めなのでしょうか。

米国からの牛肉輸入再開に向け、牛のBSE感染検査方法について米国と日本で長い間もめていました。日本の主張は全頭検査、米国の主張は抜き取り検査ということで協議が続いていました。

米国側の主張に沿って、米国からの牛肉輸入再開の動きとなっていた矢先、米で２例目のBSE感染牛を確認したというニュースがジョハンズ米農務長官によって発表されました。

長官は「米牛肉の安全性に問題はない」と強調しましたが牛肉輸入再開が遅れる可能性もありそうです。

米農務長官は米牛肉の安全性を強調するため２つの発言をしました。一つは自分の今日のランチはステーキで、自分は今後も米牛肉を食べ続ける、というもの。これは勝手です。ご自由に。

もう一つは、米牛肉BSE感染の危険性より米国で買い物に行く途中、道を曲がることのほうが危険なくらいだ、とたとえました。

米国人って本当に日本のことを知らないんですね。
日本は国際的にはかなり治安がよく、日本人観光客が米国などで知らない道を歩いて災難に会う事件はしばしば報道されています。

米牛肉BSE感染の危険性より米国で買い物に行く途中、道を曲がることのほうが危険なくらいだ・・・

これは米国人にとっては、米牛肉は安全だ、の意味かも知れませんが、日本人にとっては米牛肉は米国の通りを曲がるくらい危険だ、の意味になるということに全く気がついていないようです。