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>東京都品川区が詰めの作業を急ぐ義務教育の独自カリキュラム
>に、全国の教育関係者は衝撃を受けているに違いない。 >▽6・3制をやめ、4・3・2制とする >▽全学年で授業を年35~70時間増やす >▽小1から英語を正式な教科として教える >▽総合的な学習は道徳などと統合、「市民化」として実質減らす >品川区は構造改革特区を使い、来春すべての区立小中学校で9 >年間の一貫教育を始める。 >「今の指導要領は子どもにあっていないのに文部科学省はわかっ >ていない。」 >中央教育審議会の特別部会委員でもある若月秀夫教育長(59) >は言い切る。 (日本経済新聞7/10朝刊より引用) 品川区のほかにも島根県など文部科学省に反旗を翻す自治体が出始めました。 もとはといえば、詰め込み学習がいけないと、2002年にゆとり教育で授業時間を減らしたら日本の小中学生の学力が世界各国との比較で大幅に落ち込んだということから始まります。 学力が大幅に落ち込んだのは平均であってすべての生徒ではありません。一部のエリートたちは学校よりも学習塾にウエイトを置き、むしろ学力が向上しています。 子供の学力格差と大人の世界の貧富の格差はリンクしています。小中学生の学力低下はアメリカ型の社会をめざす現日本政府にとっては予定どうりの結果だったはずで驚くことではないのです。 ただ、品川区のような動きは想定外だったかもしれません。 しかし、こんなことは今に始まったことではありません。 古い話で恐縮ですが、今をさかのぼる40年前。東京都立高校で行われた入試改革は学校を2~3校ずつグループ化し、合格者を当局が各校に割り当てるというもの。 合格しても志望校に入れないのです。 結果、成績の良い生徒はみな都立高校を避け、有名私立校に集まりました。 都立高校の学力及び治安までもが地盤沈下。ベビーブームの直後、経営危機を迎えていた私立高校が息を吹き返しました。 この悪名高き「学校群制度」を作った当時の東京都教育委員長は某私立高校の校長でした。 今回の「ゆとり教育」で喜んだのは有名学習塾。 昔から教育は政治経済の影響でいじられるもののようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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