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カテゴリ:事件簿
>2003年に福岡市で一家四人が殺害された事件の被害者、
>松本千加さん(当時40)の実兄の会社役員、梅津知敏さん(49) >が事件に関与したとの週刊誌「FRIDAY」の記事は真実に >反するとして、講談社(東京・文京)側に損害賠償などを求め >た訴訟で、東京地裁は27日、880万円の支払いと「判決の >結論の広告」掲載を命じる判決を言い渡した。 >問題になったのは、03年10月10日号の「福岡一家惨殺事 >件”殺人チャート”と”黒幕の名前”」との記事で、実行犯の >中国人三人以外に日本人「G」が関与していると匿名で報じた。 (日本経済新聞7/28朝刊) 判決は、 「匿名報道で人物を特定できる人間が少数だったとしても、不特定多数に伝播する可能性があれば名誉棄損に該当する。・・・記事は十分な取材や裏付けに基づいているとはいえない」 として、講談社側の過失を認めました。 さらに、 「遺族感情が逆なでされた苦しみや憤り、悲しみは筆舌に尽くせない」として、一般人の名誉棄損としては高額の損害賠償を認定し、出版社の思想、良心の自由に抵触しないとして判決結論の掲載を命じました。 事実は本人しか知りません。どんな事件も「藪の中」です。 疑いを持てば、被害者が犯人だ、みたいな推理小説まがいのことだって言い出せるのです。 だからこそ、人を裁くときは「疑わしきは罰せず」という大原則があるのです。 いたずらに人を疑って傷つけることは厳に戒めなければなりません。 最近のマスコミの多くは芸能レポーターのようです。面白くて売れればいいと言う感じです。 かなり前ですが東電OL殺人事件では、被害者の素行を暴いて、だから事件に合った。。。ような記事を某紙が掲載して非難を受けたこともありました。 探偵気取りです。あるいは警察気取りです。 勘違いしていませんか。一部のマスコミのみなさん。 この訴訟は控訴されそうです。 情報は大切ですが、国民は探偵小説を読みたがっているのではないのです。 推理ではなく、しっかり取材した事実を記事にするよう願いたいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.07.28 16:45:46
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