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カテゴリ:事件簿
堤前会長は証券取引法違反で逮捕されましたが、それだけではなく、右翼団体幹部に脱税で作った資金を供与していたというわけです。
記事ではよくわかりませんが、時価より安い価格で元幹部と関係の深い不動産会社に売却し、その不動産会社が時価で外部の会社に売却する・・・ それで差額を利益とする、という手口と解釈できます。 まともな取引は時価で行われるので、時価より安く売却することイコール利益供与ということになります。 たしかに総会屋や右翼団体というのは根拠のないことで脅迫めいたことをしてくるので、金を払って追い払ったほうが早いのですが、その場合には商法違反にはなりますが使途不明金(=交際費)として会計処理されるので脱税にはならないのです。 このような取引偽装を行う意味は、 右翼団体に利益供与するが、その一部を脱税によって国家から取り戻そうというあつかましい犯罪行為です。 どこまで腐っていたんでしょうね。 >西武鉄道が土地取引を装って元右翼団体幹部に計約4億数千万円 >の利益供与をしていたとして、東京国税局が重加算税などを含 >めて約1億数千万円を同社に追徴課税していたことが12日、分か >った。 >同国税局は、利益供与分を元幹部への交際費と認定、所得隠し >と判断したもようだ。 >西武鉄道を巡っては昨年3月、総会屋への利益供与事件が発覚 >している。その際も、土地取引を通じて利益供与していたとさ >れる。 >関係者によると、西武鉄道は、保有していた土地を子会社を >通じて元幹部と関係の深い不動産会社に売却。不動産会社は別 >の不動産会社に転売していた。こうした取引は約20年前から行 >われていたという。 日経ネット11/12より お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.11.12 20:05:29
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