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カテゴリ:事件簿
今春の大学入試センター試験で受験番号の記入漏れや誤記入のミスを同センターが手作業で受験生を割り出して採点する救済措置を全員に講じていたことが25日、分かった。
このニュースはテレビのワイドショーなどでも取り上げられていたようです。 意見は真っ二つに分かれるようですね。 一つは、 名前や受験番号を正しく記入するのは基本中の基本。 しかも受験前にうるさいほど注意されているはずなので、それでも間違えた人を救済するには当たらない、とする意見。 もう一つは 高校3年間の学習到達度を測るという試験の趣旨も踏まえた教育的配慮であり、人間味があり、ほっとする、という意見。 どちらの考え方も間違いではないでしょう。 ただ、言えることは・・・ 名前や受験番号を間違えたら不合格、という措置の場合は何の不公平も問題も生じない。 当たり前のことなので。 しかし、救済をした場合には、全員に対してその措置が行われなければ不公平になるという点が注意すべきところ。 調べて分かった受験生は救済、調べても誰の答案かわからなかった人は救済できず、では不公平であるということ。 また、一度救済したら、以後の年度においても未来永劫救済し続けなければ、世代間の不公平も生じるという点も見逃せないこと。 名前や受験番号を間違えた本人たちも覚悟しているはずなので、救済は過保護という感じも否めない。 今後も公平が維持できるのかを考慮したとき、 やや、善意の勇み足だったかな、という気がしてならない。 投票してね→ -------------------- >今春の大学入試センター試験で、受験番号を解答用紙の >マークシートに記入する際のミスが約7000件あり、同セ >ンターが手作業で受験生を割り出して採点する救済措置 >を全員に講じていたことが25日、分かった。 >「受験生に甘いのでは」という声も上がりそうだが、同 >センターは「高校3年間の学習到達度を測るという試験の >趣旨も踏まえた教育的配慮」(総務課)としている。 >同センターによると、今春の試験は約55万人が受験。5教 >科の解答用紙約350万枚の0.2%に当たる約7000枚で受験番 >号の記入漏れや誤記入のミスがあった。ミスがあると電算 >処理の際にエラーになるが、職員が氏名の記入欄、試験場 >の席順などから全員を特定した。 >救済措置は共通一次試験時代の1984年度に開始し、その後 >も継続。共通一次が始まった79年度から5年間は一律零点に >していたが、外部識者で作るセンター内の委員会で「あまり >に気の毒」などの意見が出て救済することにした。ミスの発 >生率は毎年ほぼ同じで、昨年の試験でも約6000件のミスがあ >ったという。 日経ネット5/25より ---------------------- お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.05.26 03:28:25
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