先日、着物で歌舞伎観劇してきました!
海老蔵&玉三郎さんの「義経千本桜」です。
静御前を演じた玉三郎さんの美しいこと。
本当にこの人、男の人なんでしょうか。。
ふとした仕草から表情まで、艶やかで、本当に美しい。
女性が惚れる女性。。こんな女性になりたいものです
私の大好きな海老様そこにいるだけで、心奪われます
力強さ、色気、かわいさ、彼の魅力全てが網羅されているこの作品は、今まで見た演目の中で、一番のお気に入りです。
物語を簡単に説明すると。。
静御前が義経から形見としてもらった鼓。
実はこの鼓、狐の夫婦の皮でできていて、鼓の材料とされてしまった両親狐を慕う子狐が、義経の忠臣【佐藤忠信】に化け、静御前の用心棒として行動を共にするのですが、最終的には、偽物の【佐藤忠信】であることがばれてしまいます。
狐としての姿を現した後は、アクロバティックな舞台となり、ものすごいスピードの早替え(どうなってるの?!)とか、瞬間移動とかしながら、両親を慕うがために起こした行動であることを涙ながらに訴えます。
その健気な子狐の気持ちに感銘を受けた義経と静御前は、その鼓を子狐にあげ、子狐は鼓を大事そうに抱えて、狂喜乱舞しながら宙吊り状態で山へと帰っていく。。。というお話。
この子狐を海老様が演じるのですが、狐っぽい動作が可愛くて、親孝行な気持ちがいじらしくて、笑いながらも、泣けてくるのです。
最初は狐っぽい動きがおかしくて、ゲラゲラ笑っていた観客達も、親を思う子の心に打たれ、すすり泣く声が・・・
私も号泣
隣に座っていたおじさんも泣いてました。
前に座っていた外人夫婦も泣いてました。
英語通訳のイヤホンガイドでも、細かいニュアンスまで伝わったんだなぁ。。
この演目、内容も演出も全部知ってるのに、何回観ても笑えて泣けます。
歌舞伎初心者の方には、お薦めの作品だと思います。
小鼓の出番が沢山ある演目だったので、しばらくお休みしている小鼓のお稽古再開したくなっちゃいました。
かれこれ1年くらい、マイ鼓に触っていないので、久しぶりに打ってみようかな。。
イヨーーーー、ポン!
←マイ鼓です。