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2007年09月30日
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テーマ:三十路の道(317)
カテゴリ:暮らし
「40歳からが人生の後半」

なんとなく漠然とそう思うようになってきました。

日本は世界一の長寿国というニュースで、平均寿命を見るたびに。

「40歳」になったら、いろんな切り替えをしたいと思っています。

いいかげんどこかでそういうことをしないと、年をとるごとにどんどん生きにくくなりそうで。

「人生80年」としたら、人生の折り返し地点で立ち止まって考えてみるのも必要だと思います。


40歳って、20歳までに蓄えたもの(勉強やスポーツ、家庭生活や学校生活を通して学んだこと)は使い果たしたり、古くなっている頃です。

(まぁその前にガクッとくる時期があるんですけどね^_^;)

だからまた新しく補充をしなければなりません。

60歳までの20年を過ごすためにも。

昔の40歳といったら老人あつかいですよね。

日本の昔話「桃太郎」や、「かぐや姫」に出てくるおじいさんやおばあさんが確か40歳くらいだったはず。

ちょっと前の戦国時代は、織田信長で有名ですが「人生50年」っぽかった。

(戦乱や飢饉など不確定要素が多いせいかもしれませんが★)

「人生50年」とすると、40歳になったときの寿命があと10年しかないってことになります。

そう考えると、現代であってもいつまでも若い気持ちじゃいられないと思うのです。

自分がこの世から消えた後に周りに迷惑をかけないようにしておきたいし、それまでの間に身軽になって毎日を楽しく過ごしたい。

無駄なことに時間を割いている暇はないのです。

今の40歳は昔と違って気持ちも身体も外見も若いので、何かを始めるのに遅くはありません。


40歳になったら二つのことをしたいと思っています。

・今までの自分を整理する(これからの自分を考える)

・自分に投資する(再チャレンジのチャンス)


●今までの自分を整理●

自分の歩いてきた道を振り返り、思い出や感情などを確認し気持ちの整理をする。

自分の持ちものを再考する。

これからの人生をどんな風に・何をしたいかによって、いらないものやこれから必要なものを考える。

少しずつ自分の人生の整理をしていくつもりで、あらゆる事態を想定し準備をする。

災害・入院・事故・病気・自分の死後・身内の不幸などなど。


●自分に投資●

小さな頃に憧れていたことでまだ果たせていない夢や挫折したことにチャレンジする。

無理がきかなくなってできなくなった時に「やらなかったこと」で後悔しないためにも。
留学や語学習得、ダンスや楽器の習得、日本や世界各国の伝統的なものに触れたり、大学に入って勉強する、資格を習得する・・・などなど

それを元にまた違った人生が開けることもあると思います。

50歳、60歳、そして70歳になった時、今までと全く違う自分で、新しい人生の道を歩んでいるかもしれません。

★★★

持ちものなどは、ある程度自分の好みや必要なものはわかるようになっているので取捨選択がしやすいと思います。

自分と自分の生活に必要なものだけで生活するのが豊かな気がします。

物質的なものを持つよりも、知識や経験、美しい所作、常識のある行動などがいかに自分の身についているかが大切な気がします。

人格を高め、品位をもった自分の姿は想像できるでしょうか。



品位とは、「自ずから心がけて行うもので、さりげないもの」で、
「他者に誇張したり強要するものではない」といいます。

「身だしなみやマナーや行儀作法」といった外面的なことよりも、
「内面的なことが身についているかどうか」が重要で難しいと思います。

例えば、落ち着いた態度や節度、言葉遣い、他者や周囲への気配り、遠慮、謙虚さなど・・・。

これは常に意識し、自分の中に普段からしっかりと根付いていないと身につかないものです。

身近にお手本となるような素敵な人がいればよいのですが、そうでなければ周りに流されてしまいがちです。

いつも一緒にいる人や環境に影響を受けてしまいやすいので気をつけなければなりません。

─マナーとエチケットの違い─

マナー(manner)は英語。
もとは手の使い方を始めとする作法のことで、ある場所や場面において決まった立ち振る舞いを指す。
例えば食事中のマナーと言えば、ナイフやフォークの使い方などを意味する。

エチケット(etiquette)はフランス語。
こちらはある状況下での心配りや気遣い、思い遣りから来る行為や態度を指す。
食事中のエチケットと言えば、食事中に汚い話をしないとか、ゲップをしないということである。

★★★

そして年をとって気をつけたいことは「若さと張り合わない」ことでしょうか。

いつまでも若さに執着し、自分のいちばんいい時代のままで気持ちがとまっていると周りから見て痛々しいような気がします。

例えば、服装や髪型やお化粧の仕方、話し方などなど。

(私もこれは気をつけたいと思うのですが、なかなか難しい^_^;)

自分を客観的に見て、受け入れることから始めると、等身大の自分に合ったものが選択できるような気がします。

年を重ねたら重ねた人なりに美しい存在でいられると思います。

私がまだ10代20代の頃には、40代の女性や70代後半の女性に憧れていました。

習い事や仕事を通じてですが、女性として、人生の先輩として素敵な人と触れ合うことができました。

顔の美醜や造作でなく、雰囲気や所作、温かみやユーモアのある会話などから感じる知性と教養、優しさや女性らしさが伝わってきて一緒にいるだけで安心感があるのです。

女性は母性というものを備わっていますが、それは大きな武器だなあと思いました。

しかし女性はどうしても虚栄心や嫉妬心などの醜いものを持ちやすいもの。

それに伴う持ちものは削ぎ落として、高潔な気持ちと清潔なからだで過ごしたいものです。


───漠然と考えた人生100年の目盛り(笑)───


0~10歳(核)
家庭生活を通じて学ぶこと
生涯を通じて根っこの部分が形成される

10~20歳(芯)
精神的・肉体的形成の時期
学生生活を通じて学ぶ
地域的・社会的に物事をとらえることを学ぶ
社会生活に備える

20歳(自立の地点)

20~30歳(枝葉)
混合の時期
自分の蓄えたものを使って更に吸収し、応用して学び蓄える
社会生活を通じて学ぶ
社会人として自立し、自分の環境を整える
社会的・国際的に物事をとらえる

30~40歳(蕾と花)↓花がいつ咲くかはその人次第
結婚し、子供を生育し、育児や仕事を通じて社会と関わる
または仕事の道を究める

40歳(折り返し地点)

40~50歳(実)↓実がなるかどうか
自分のすべきことを成すとともに
自分を知り、自分を高める努力をする

50~60歳(種)↓種ができるかどうか
子供を自立させる
社会的役割を果たす(功績を遺す)
自分の成熟度を高める

60歳(リセット地点)

60~70歳(種まき)↓新しい種が撒けるかどうか
新しい人生を歩む
自分の本当にやりたかったことをやる

70~90歳(収穫)↓いくつ花が咲かせられるかどうか
自分の死を見つめる
自由に生きる

90~100歳(到達地点)
こうなったらギネスブックを目指す(笑)
世界的な功績を遺すことを考えましょう



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最終更新日  2007年09月30日 23時15分22秒
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