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2007年10月13日
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カテゴリ:レビュー
映画「ホリデイ」の感想

ストーリーは二の次で観たこの映画。

 ホリデイ / キャメロン・ディアス

意外や意外、脚本がしっかりしていたので割とよかったです。

ケイト・ウィンスレットがよかったなぁ…。

相手役のジャック・ブラック(日本人にとってはひっじょ~にウケるお名前☆)も好演でした。

キャメロン・ディアスと相手役のジュード・ロウ側は分が悪かったかもしれません。

ジュード・ロウ演じるグラハムの状況がわかった時点で「まだ何か隠しているか裏があるかも?」と思ってしまった私はまっさらな気持ちをどこかに置き忘れてきてしまいました^^;

アイリス(ケイト)はロンドン郊外に住む新聞記者。

アマンダ(キャメロン)はハリウッドの映画予告編製作会社の社長。

二人はクリスマス直前に失恋し、休暇で心機一転をはかろうと、家や車をとりかえて過ごす「ホームエクスチェンジ」というシステムを利用することに。

2週間の期限付きの休暇中に、それぞれは運命の相手に出会う。

映画のような話ですが、脚本がいいし(まぁ細かいところは…ホラ、それは映画だからね^^;)、童話に出てきそうなイギリスのカントリーアンティークなコテージ暮らしと、ロサンゼルスのプールつき豪邸でのゴージャスな暮らしにワクワクします。

まずはお互いのステイ先に向かう移動の描写がすごくいいなと思いました。

アイリス(ケイト)はロンドンからロスまで、飛行機はエコノミークラス&ロスではタクシー。

アマンダ(キャメロン)はロスからロンドンまで、飛行機はファーストクラス&ベンツのハイヤー。

サイドテーブルには読みたかった本を高々と積み上げ、上質なセーターにブレスレット、アイマスク(コレかわいい♪)をして毛布にくるまり、フルフラットシートに横たわるシーンはお金持ちをさらっと印象づけてます。

そしてロンドンからは雪道をベンツで移動。運転手も一流っぽ~い。顔立ちもそうですが、なんたってアイマスクをかけて寝ているアマンダ(キャメロン)に向かって「お客さん」ではなく「マダーム」ですから^^;

しかしお金持ちって移動中は全部寝ているんですかね。

アイリス(ケイト)がロスのタクシーで移動中にずっと外の景色を観てはしゃいでいたのが好対照でした。

そして到着。

二人の対比がまた面白かったです。

到着後のストーリーは割愛しますが、イギリス側とアメリカ側では私はアメリカ側(アイリス:ケイト)のお話の方が好みかなぁ…。

ファッションはイギリス側(アマンダ:キャメロン)が断然いいのですが♪

アイリス(ケイト)はヘアスタイルのアレンジが良かったです。あこがれの外人ヘアースタイルのバリエーションは参考になります。

主要キャスト4人の中で、キャメロンの演技だけが浮いていたように感じました。(はしゃぎ過ぎ&ぶりっこ演技)

まぁでも許容範囲かなぁ…。

ファッションはほんとに全部良かったし。

「メリーに首ったけ」でもそうでしたけど、色使いと小物使いがすごくうまいと思います。

どこのブランド、とかいうのでなくても(高いブランドのなんだろーけど^_^;)ちょっと探せば似ているアイテムを選んで参考にできそうなコーディネートばっかりで、さすがでした♪

金髪にはほんとにロイヤルブルーが似合うのを再認識。

故モナコ王妃のグレース・ケリーもそうでしたね。金髪とブルーは黄金のコンビです。

最近は金髪&ピンクも似合うなあと思いますが☆


この映画はクリスマス前にオススメのラブ・ストーリーですかね。

あとは冬のファッションの参考に。

そしてそして、インテリアが好きな人!!!

ゴージャスで洗練された雰囲気のセレブライフが好きな人。

雅姫さんやターシャの暮らしやカントリーテイストが好きな人にもオススメかも。

アメリカ側(ロス)のプール付き豪邸は、リビングが白とベージュとこげ茶で統一されていて、深緑色の窓枠に緑色のカーテンが下がっていました。

寝室(超オススメ♪)はブルー(ラベンダーブルーでしょうか、すごくきれいな色!)とホワイトがテーマカラーで、白い窓枠が清潔感を出し、紺色の窓枠にもブルーのカーテンが合わせてありました。

キッチン&シアタールーム&ジムはもう言うことなし。あこがれですね。

イギリス側のロンドン郊外の家は、アンティークやターシャのような農場っぽいテイストよりは、もうちょっとかわいらしい雰囲気のカントリースタイルだと思いました。

イギリス式のキッチンはブルー(かもめ食堂のような青♪)とホワイトがテーマでしょうか。猫足のバスタブのある壁も同じブルーでしたね。

コレクションされているマグカップやお皿のディスプレイがイギリスっぽいです。

そしてお約束の暖炉。

暖炉周りのインテリアはさりげないけどかわいくてため息が出ます。座ってココア飲みたい~と思っちゃいました。

マントルピースの周りのマンテル(飾り枠)も部屋によって違っていて、ベッド前の暖炉が真っ白のマンテル、リビングのはちょっと使い込んだ色で素朴なマンテルでした。

ベッド周り(白のアイアンベッドも、赤&白で統一されたベッドスプレッドもすごくかわいい♪)もキャンドルが置いてあったりなんかして、暮らしが表現されているなあと思いました。

天蓋のようなテントのような子供部屋も素敵でしたし、コーヒーにマシュマロを落として飲む様子は微笑ましかったです。

そうそう、犬とのやりとりもかわいかった~☆このシーンのキャメロンは好きです♪

クリスマス・シーズンのお話なので、ロンドンの田園風景やコテージ風のおうちの庭などが冬の景色だったのが残念といえば残念でした。

イギリスのロンドンと、アメリカのロサンゼルス、どちらも楽しめました。

「プラダを着た悪魔」は女性雑誌をパラパラとめくっているような感覚で、「ホリデイ」は自分のお気に入りをトランクにつめて、インテリアやライフスタイルのカタログの中に入って暮らしているような感覚でした。

期限付きの、「旅行」でなく「暮らす」感じが新鮮で、なんかよかったです。

まぁこの映画みたいに、出会いがそうそうあるとは思いませんが☆

どこにいても、自分から行動しなければ世界は広がらないのですね。^^

********

余談ですが…

私なんかは自分がいない時に、家や部屋に人が入ってくるのは嫌ですけどね。

共有する、オープンにする、という感覚が薄いのかもしれません^^;

ゲスト・ルームというスペースがないのもそうですが、心にも余裕がないのでしょうね。

お掃除と整理整頓は奥が深い…。

まだまだ精進が必要です。

思いっきり余談ですが、高橋克実さんがよく「日本のジュード・ロウです」とかいって自己紹介していたことがあるので、この映画でジュード・ロウがアップになり、色男目線で演技しているシーンになると噴出しそうになります。

困ったもんです…。

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最終更新日  2007年10月13日 15時28分18秒
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