テーマ:DVD映画鑑賞(14209)
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この間、私の好きな小説の一つ『スカイ・クロラ』の映画のDVD版が
TUTAYAでレンタルしていました。 早速レンタルして見ました。 余談ですが、 以前の日記にこの作品のことを『スカイクロウラー』と書いています。 英語表記の『THE SKY CRAWLER』をそのまんま読んだからです。 今後は『スカイ・クロラ』で統一していきたいと思います。 ちょっとネタバレを含みつつも感想を。 あの世界観を2時間で表現しきるのは、 はっきりいって不可能です。 それをどこまで表現し、 良い意味で、どう作り変えるかが私の注目点でした。 まず航空機の戦闘シーンは、映像の方が断然分かりやすいです。 スピード感があり、何よりも戦闘機の動きを具体的に「見れる」ことが分かりやすいです。 舞台設定とこの作品の要点「キルドレ」の存在は、 端的に描かれています。 彼らの刹那的で合理的で、 それゆえの「子供のような」冷酷な思考も良かったと思います。 ただ、彼らが持つ唯一の価値である「空への憧れ」はほとんど描かれてなく、 それゆえの地上での生活の虚無感が全くありませんでした。 この「空への憧れ」だけが、彼らを生かすモチベーションであり、 生活手段であり、そして何よりも「信仰や宗教」であったと、私は思うのです。 これがなかったのは残念ですが、 これは映画の編集上仕方なかったのかなとも思います。 そしてキルドレには生まれ得ないハズの感情で、 戦死してしまうカンナミ。 エンドロール後のエピローグにあるとんでもない展開で、 それまで収集のつかなかったストーリーが一気にまとまります。 この数秒だけでも、 この映画を見た甲斐があったと思います。 ちょっと残念なのは、 このシリーズの真の主人公である、 クサナギスイトの存在感が薄いことかな・・・。 でも十分に楽しめましたよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.03.12 21:50:29
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