シンクロニシティ

サンセットビーチでたっぷり泳いで、お腹ぺこぺこになっての昼食です。

特大のハンバーガーを、ロジャーさんが地元の有名店から購入してきてくれまして、大きな木の下でほおばることになりました。母が頼んだのはアボガドが挟んである物でしたが、よほど美味しかったらしく、肉以外(^^; ほとんどを平らげていました。

ハプニングが起きたのはその後でした。

広い公園の反対側にトイレがあったのですが、母がそこに向かうとき、何を踏んだのかは分からなかったのですが、足の裏を少し切ってしまいました。きっと、泳いだ後で、足の裏も柔らかくなっていたのでしょう。ティッシュで止血するものの、なかなか止まりません。

すぐに、こうしたハプニングには慣れているだろうと、ツアーコンダクターのロジャーさんに、消毒と止血をお願いしました。本当ならば、私が手当をするべきと思いましたが、このロジャーさん、優しいだけでなく、なかなか格好も素敵な方です。ここは一つ、外人さん特有の優しさに触れて貰おうと思いまして(^^; 私は手を出さず、そのロジャーさんにいっさいをお願いしました。

慣れた手つきで消毒をするロジャーさんに、母は子供のように従っていました。怪我の方は、皮がめくれた程度で直ぐに血は止まりましたし、たいしたことはありませんでした。ロジャーさんも私もホッとしました。

さて、母にとっては、ここで手当をしてもらった事は、母の大きな思い出の一つになったに違いありません。

その後も、「あの外人さんは(名前を覚えてほしい・・・)楽しくて優しい人だったねぇ。」を繰り返していましたから。



父は、空の上から、ヤキモチを焼きながら見ていたかもしれませんね。