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2006年07月17日
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カテゴリ:とりとめなく

ドナウ河のほとりと多摩川の土手縁の違いを一言であらわせば、若い二人が絵になるのがドナウ河かも。川の流れが止められないと同様、この二人の思いも止められないに違いない、なんて思ったりした。

ドナウ河のふたり


リンツに来て一番驚いたのは、若い人の多いこと。町にも、電車にも、学校にも、楽しく遊ぶ子供達を沢山見掛けた。オーストリアの出生率は日本と同じくらい低いのだが、そうは感じない。まったく不思議である。

もしかすると、出生率が低いことで、子供を(やや過剰に)大切にしているのかもしれない。電車の中ではラジカセを鳴り響かせるパンク姿の一段がいたり、あるいはビール片手に乗り込む若者もいた。他の乗客のことなど気に留めず風船で遊ぶ青年もいた。しかし、大人は注意しない。ニコニコと微笑ましく見ている人さえいた。

一方で、障害児の団体と乗り込んできたボランティアと思われる青年は実に明るく、格好良かった。車いすの女児は、その青年が別のダウン症の子に占有されると、気をひくようにあれこれ叫んでいた。困ったふうの青年。でも、楽しそうである。

高齢の方が乗り込むと、さっと席を立つ若者もいた。総じて電車のマナーはとても良いほうかもしれない。(前述の例外を除いて)

たぶん、オーストリアも少子化対策で苦労しているところなのだと思う。調べてみたら、確かにそうで、オーストリアのGNPに対する少子化対策に対する出費は飛び抜けていた。

さて、この先、オーストリアの少子化対策が実るかどうかは、上の写真の二人しだいかもしれない。





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最終更新日  2006年07月17日 10時39分31秒
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