シンクロニシティ

トラムとは路面電車の事です。
時間通りに動きますし、降りる場所も分かりやすいのでもっぱら交通手段はトラムになります。



車内はやや狭いのですが、掴むところやもたれ掛かるところが沢山あって乗りやすいものです。電車に乗降するには、場合によってはドアの近辺に付けられたボタンを自分で押す必要があります。走行中に押しておけるので、おりる間際に慌てて押したりと、そうした不安はありません。



切符は事前に購入しておく必要があります。もっともポピュラーなのは、一日乗り放題の3ユーロを払っ乗ることでしょうか。あるいは、週単位の定期券のようなものもあるようです。この切符、乗降時に見せる必要はありません。基本的には乗客が不正をしないことを前提に成り立っています。



しかし、たまに不正をする人はいるようです。もし見つかると、40ユーロの罰金を科せられます。以前、ある所で偶然その様子を見たことがあります。切符の持っていない人は、全員が電車から降ろされて、たっぷり叱られたあと罰金支払いの処理をされてから解放されるようです。

このトラム、町中を縫うようにゆっくりと走りますから、町を見てあるくにはもってこいだったりもします。