カテゴリ:睡眠
手術した日の夜はほとんど眠ることが出来なかった。これにはとことん参った。口呼吸で寝れば良いと思っていたが、大抵の人は眠りが深くなるにつれ、自然と鼻呼吸をしようとするらしいのである。ところが鼻にはガーゼが入っている。実は、片方の鼻にはチューブが入っていて一応空気の通り穴が確保されている。しかし、細い管なので、それでは十分ではない。ごぼごぼと音もするし、窒息したような感じで驚いて目が覚める。10分くらい寝ては起きて・・・の繰り返し。これは一種の拷問だと感じた。 それでも手術後の夜は、消灯の9時から4時間か5時間くらいすぎたあたりからは、比較的長く、それでも1時間程度であるが寝ていたようである。たぶん、ごぼごほと音を立てながら、あるいは酷いいびきをかきながら寝ていたに違いない。 夜中に何度も尿瓶と氷枕を取り替えてもらいながらやっと朝が来る。この頃には、右の鼻の出血は結構止まっている。左は残念ながら、まだまだ出血しているようだ。しかし、喉に流れてくるほどは酷くない。どうやら手術はうまくいったようだ。 さぁ、早くベッドから起きあがりたい。背中は痛いし、トイレにも行きたい、お腹も空いた。しかし、看護師は9時まではダメとのこと。トイレに行かせてほしいとお願いしたが、倒れる人がいるとのこと、断られた。そして、9時、酸素センサーを外される。まずは、ゆっくりと上半身を起こしベッドの上に座るように指示される。そして10分くらい後だろうか、やっと両足で立ってみるように言われる。おっと、結構、ふらふらするものだ。そのまま看護師さんと一緒にトイレ。看護師さんは外で待つ中、なんとか用を足し、やっと一安心。 その後、T字帯をはずし、体をタオルでしっかりと拭いて、パジャマに着替え、やっとお昼。お昼はおかゆだったけれど、喉にチューブがたれているので、飲み込むと違和感がある。鼻もつまっているのでなかなか飲み込めない。水を飲んだら、そのチューブから逆流して出てきてビックリ。 熱は37度後半で止まっている。頭も重い。ガーゼが取れるまでの我慢。な~んにもする気はしない。ただ、横になっている。 ところで、トイレで大の方をした後にシャワレットで温水を浴びたら痛みが・・・。でも、痛いのは出口の部分からは少し離れたところで、なんで、こんなところが痛いのだろうと思うようなところ。看護師さんに座薬を入れたかどうか聞いてみた。しかし、座薬は使っていないとのこと。でも、1時間くらいして看護師さんがやってきて教えてくれた。体温を測るために、直腸の温度を測る体温計を刺したとのこと。う~ん、間違えて、へんなところに刺そうとしたのかなぁ・・・(翌日には痛みはありませんでした。良かった。) ワンポイント・アドバイス ・フンドシのようなT字帯と手術着の組み合わせは何となく危ういです。ちゃんと着付けないとポロッということもありえるかも。なので、ベッドの中でも何度も整えました。でも、尿瓶を使う時には便利なんですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年08月19日 21時14分46秒
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