カテゴリ:睡眠
鼻に詰めに詰め込んだガーゼは取れたが、乾燥を防ぐために綿球をいれるように指示されている。乾燥すると直りが悪いらしい。よって、寝ている時も抜くわけにはいかない。しかし、やっぱり眠れない。看護師さんに相談したら、綿球を少し小さめにして入れてみては?とのこと。フムフム、少し通りが良くなる。これで寝てみようと思う。 しかし、やっぱり眠れない。「ウガッ」となって起きてしまう。さすがに体に悪いと思い、3時間だけと思って綿球を外して寝てみる。爆睡。途中で慌てておきて、綿球を入れる。その後は、それでも不思議に寝ていた。 朝、熱は既に平熱。体調も良い。ここで余裕が出てきたのか、二つの事が気になってしょうがない。 一つはお風呂。 そう、もう、4日も風呂に入っていない。体の方は、暇さえあれば拭いていた。熱いタオルも支給される。だから、4日目でもそれほど問題なかった。しかし、頭はそうはいかない。タオルでは十分に拭き取れない。前日に床屋に行って短くはしていたが、それでも、やはり痒いし臭う。ともかく不快。もう、とてもがまんできなくて、タオルを少し濡れ気味にして、頭皮をマッサージするようにして拭いてみた。案外キレイになったと思う。(でも、もって1日なんだけど) 実は、頭を洗うのは、この鼻の手術ではなおさら慎重に行わないといけないのだそうだ。頭皮を洗うと、血流がよくなって、鼻血が出やすくなるとのこと。毎日、鳥か猫のように、毛繕いを欠かさないのが一番のようだ。 二つ目は・・・まったくしょうもないこと。 点滴がポタリポタリと落ちるのを見ていた。砂時計のごとく実に正確にしずくが落ちる。落ちたしずくはある程度溜まって、それがチューブを通って腕の注射針までやってくるのだ。ところが、よ~く見てみると、チューブの途中に気泡が沢山ある。これが体に入ったら大変なことになると聞いていた私はびっくりした。 丁度看護師さんが来たので聞いてみた。そした看護師さん「10ccくらいの空気は入っても大丈夫なんですよ。」と笑顔で一言。生物学的にはそうかもしれないけど、0.1ccでも入ってそれで何かトラブルが起きたら大変じゃないかと思ったけれど、騒ぐのも恥ずかしいので我慢する。 しかし、よーく見てみたら、腕に一番近いところに直径が3mmくらいの気泡がある。大変焦る。どうしても気持悪い。しかも、油断していて、その気泡よりも腕を上に持ってくると、スルスルスルと気泡が移動して針に近づいてくる。慌てて腕を低くして、その気泡を「つんつん」と弾く。そうすると、二つ三つに分解されて、上の方に戻っていく。 何しろ暇なので、ついついこれを繰り返す。実は、チューブはぐるぐると巻いてあったりするので、気泡をうまく針から遠くにもっていくためには、腕もぐるぐると回さないといけない。パズルの迷路を思いだしてもらうと良い。CDケースくらいの大きさで、その表面に迷路があって、うえの面は透明なプラスチックで覆ってある。その中には迷路に従って移動する玉が入っていて、傾けてゴールを目指すパズルがあったと思う。丁度、あの要領。一生上下左右に腕を動かす自分のことを、馬鹿みたいと思いつつ、なかなか止められない。 入院5日目は、痛みも無く、熱もなく、こうやって平和に過ごした。 ワンポイントアドバイス ・平和ではありましたが、まだ微量の出血は続いています。何かあると、結構大量に出てくることもありました。でも、治る過程ですから、そんなに心配はいりません。 ・病院によると思いますが、シーツや枕は頻繁に変えてくれます。それでも、枕にはカバーがわりのタオルを巻いておくと良いと思います。頭の汚れがいくらが和らぐような気がします。 ・直径3mmの気泡は0.01ccです。ですから、10ccまでには大分余裕があります。私みたいに、心配しませんように。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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