カテゴリ:睡眠
いよいよ明日退院である。 左側の綿球には時々血がついているが、右の方はまったくつかない。痛くもない。鼻のとおりも大分良い。先生の話では順調に傷もふさがっているとのことだ。 振り返ってみて一番感じるのは看護師さんや医師の献身的な仕事振りである。志を高く持って就く職業の代表例が医療従事者なんだと改めて思った。年齢もその一つだが、実に多様な人たちにうまく対応している。子供には子供の目線で、お年寄りには尊敬を持って、対応している。中にはとんでもない患者もいるようだが、そんな時はチームプレーでうまく対応しているようだ。 そうそう、耳鼻科の医師はもっとも優しい先生の集まりだと昔から思っている。今回、私の執刀をしてくださった先生もやっぱり優しい先生だった。ずっと昔、幼稚園の頃に通った北大横の山中耳鼻科、そこの先生を思い出した。同じ優しい目をしていたからだ。ほんと似ていた。きっと、小さい子を相手にする事の多い耳鼻科の先生は、自然と優しくなるのだろう。 看護師も優しい。そして時々見せる厳しさも白衣に良く似合う。 優しいといえば、情けない話かもしれないが、男性患者は一様に女性の看護師に甘えている。同室のどの男性もそうだった。手術直後は母親と子供のような関係である。だんだん良くなってくると、ちょっぴり恋人との関係に近くなる。点滴に来ただけの看護師を、ばかな世間話で返そうとしない。「すごいんですねぇ~」なんて言われようものなら、とてもご満悦のようで、声もより高く会話が弾む。もっとも、ここの看護師さんは、本当に明るい人が多く、私も甘えていたりしていたかもしれない。 男性の看護師は居なかったが、その卵はいた。彼らは、清掃や配膳、簡単なお手伝いをしている。イケメンでピアスをしていてもおかしくない今時の若者だ。しかし、挨拶、ちよっとした会話はしっかりしていた。今後、こうした男性の看護師が増えることはとても良いことだと思った。女性の患者は、男性の看護師をどういう目でみるのかな?なんて、少し思う。息子のようにおせっかいをやくのだろうか? 点滴と薬 そうそう、点滴と薬の情報を少し書き加えておく。 手術から4日間は点滴につながれたままになる。そこから、抗生剤や栄養分が送り込まれる。喉が痛いから、あるいは痩せようと思ってご飯を減らしても無駄である。なぜなら、それらはちゃんとチェックされていて、その分、点滴が増えるだけなのだ。 点滴が終わると、薬がさらに増えることになる。常に三種類から四種類、それも二錠程のむので、全部で十錠に近い。特に抗生剤は腸内の菌も殺してしまうようで、私もずっと下痢気味になった。しかし、これは聞いていたことなので心配はしなかった。とはいえ、沢山の薬を飲んでいると、なんだが病人のような気持になってくる。そうそう、あの無機質なパッケージはあまり良くないと思う。お花の絵をあしらったりすれば、間違いも減らせるかもしれないね。 ワンポイント・テクニック ・暇つぶしは人それぞれ。第一人気はゲーム、次に携帯、テレビ、そして本・雑誌のようでした。私も単行本など持って行っていたけれど、体調が万全でないので、どうしても安易な雑誌なんかの方を良く読んでいました。 ・そうそう、もっとも安価な暇つぶし、それはカタログを読むことでした。電子辞書とカメラが欲しかったので、妻に、沢山もってきてもらい、それらを比較などして楽しんでいました。もっとも、退院しても「それらが欲しい熱」はさっぱり下がらず、医療費よりも大きい出費になるかもしれません・・・ ・高校野球がずっと見られたのは良かったな。最後に負けちゃったけど、田中君は格好良かったですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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