カテゴリ:とりとめなく
先週の日曜日に他界したとの連絡を受けまして、水曜日の夜から帰郷していました。 月曜日が仮通夜、水曜日が通夜、木曜日が告別式で、なんとか通夜には間に合わせたかったのですが、水曜日の午後の仕事がどうしてもはずせず、仕事が終わってからの移動となりました。飛行機は満席で、しかたなく、北斗星での移動です。直前、叔父から弔辞を読むように言われたこともあり、お弁当は適当に済ませ、思い出を辿りながらの移動となりました。 もう98歳ですから、決して辛いお別れではありませんでした。一つ一つの思い出を辿ると、とても寂しい気持になることもありますが、それよりも、祖母の子供達や孫、そしてひ孫が、元気でそれぞれ幸せにくらしていることに感謝する気持ちでいっぱいでした。 ただ、田舎ゆえ、跡継ぎの問題はあるようです。祖母がいなくなった家には、嫁いできた兄嫁が一人で暮らすことになります。孫たちはそれぞれ別の生活をしています。畑はあるのですが、米作りは随分前にやめたようです。牛も馬ももういません。隅で、ちょっとした野菜を作っているだけになりました。夜は虫やカエルの泣き声しか聞こえません。とおる車も電車もまばらです。 告別式が終わったあと、すぐに札幌に戻りました。母と姪っ子をつれて円山動物園に遊びに行ってきました。園内は昔とかわらず、ふるい施設が多く残っていて、それはそれで私には懐かしかったです。還暦をすぎた象の花子も健在でした。 その中を元気に走り回る姪っ子が、その時の自分の姿のように見えました。すると、私を優しく見守っていた祖母と父も、そこにいるような感じがしました。いや、そこにではなく、自分の中にいることに直ぐに気が付きました。とっても温かかったですよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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