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2007年01月23日
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カテゴリ:とりとめなく

不二家の事件は雪印を思い出させるもので、とても残念です。
消費期限を守る。これはルールであり、守れていない以上、他のすべてを疑わざるを得ません。薬品の使用限度は守っているか?衛生管理は徹底しているのか?クレーム処理など適切に行われているのか?下請け、原料メーカーあるいは社員に対して、誠意ある対応をしているのか?どれもが怪しく見えてきます。

消費期限は実はそれほど気にする必要の無いものなのかもしれません。自分で買ったものならば、案外適当に扱っているのではないでしょうか。一日過ぎてしまっただけで廃棄する方がひどいということも言えるかもしれません。しかし、この少しくらい・・・という姿勢が、すべを崩壊させる原因になっていると思うのです。

実際、一日どころか、何日過ぎていたのか分からない始末ではないですか。大規模な食中毒が発生しても不思議はなかった。子供が、老人が、食中毒で何人も亡くなることになっても、一日くらいの超過は大したことはないと言えるのでしょうか?

この、"少しくらい"は、日本では許されることが多いように思います。"ここでゴミを捨ててもすぐに土に戻るからいいだろう。"、"ここで煙草をすっても、すぐに空気にまぎれて、だれにも迷惑は掛からないだろう。"、"見通しのよい交差点、スピードを出して曲がっても大丈夫。"、これが、繰り返し繰り返し不幸な事故を招く原因になっているように思います。

残念なことに、自分自身の心の中にも山ほどの"少しくらい"があります。しかし、人の命を預かる企業の場合には、この"少しくらい"という気持は絶対に許されないと思うのです。もし、「違法性も薄いのに、こんなに騒がれてしまって・・・」という気持が少しでも残っているとしたら、この会社には再生はあり得ないと思います。ペコちゃんにも笑顔は戻らないと思います。


※とはいえ・・・

消費期限の取り扱いについては、過敏すぎるところがあると私も思います。もっと議論が必要と思います。たとえば、コンビニのお弁当がそうですが、業界の中で、アイデアを出し合っている真っ最中だったと思います。飼料にするというケースが多いようですが、消費者ももっと理解を持って、身近なものに活用できるよう、アイデアを出し合うべきだと思います。(不二家は、こうした努力さえも、無視していたのかもしれませんね。真面目なものを笑う体質なのかもしれませんね。)






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最終更新日  2007年01月23日 23時07分51秒
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