シンクロニシティ

今週、南は福岡で、北は札幌で、二つの葬儀が連続しました。私は札幌だけでしたが、妻は福岡に日帰りし、その次の日には札幌で一泊したのでした。さすがに連続すると、慶弔事ですので金銭的にはあたり前のことですが、体力的には年齢を感じたここ数日でした。

札幌の叔父は、私の父が早くいなくなったこともあり、近くにいた叔父には本当にお世話になりました。もの静かで温厚、頼まれたら断れない、いや、頼まれる前にかってでる優しい方で、母などは、何かあるたびに車で自分や物を運んでもらったり、面倒や役所事の申請など手伝ってもらったり、字のきれいな方だったので代筆をお願いしたり・・・ともかくお世話になりました。

通夜のあと、棺を前にしてお線香を絶やさないように、故人の話をしながら、お酒を飲みながら、朝まで過ごします。まぁ、私は2時くらいには寝てしまうのですが・・・
そのうつらうつらしている時に、誰かが「移動はどうするの？」とか「これどうやって運ぶ？」とか、そんな類の事を口にしたのですが、その時私は「あれ、そう言えば叔父さんがいない。叔父さんがいれば・・・」と一瞬思ってしまいました。その時、人って、居なくなってから、そのありがたみが分かるものなのだなぁと、心から思ったのでした。改めて、心の中で感謝の言葉を繰り返しました。

ところで、
叔父さんは、煙草とお酒が原因と思われる咽頭がんでした。
煙草を吸われる方、かならず命を短くしますから、禁煙しましょうね。