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随分ご無沙汰しました。
皆様お元気ですか? どうしても、まずはこれに触れないと前に進めないので、触れておこうと思います。 先月の大地震、そして大津波について。 3月11日、あの日、あの時間、私はちょうど出勤途中でした。 道を歩いていた時にけたたましいサイレンが鳴り、大津波警報が出されたことを知りました。 しかしながら、海の傍である地元にはわりといつも警報が出ること、そして一切揺れなかったこともあり、「一体震源はどこなんだろうな?」と、そうのんきに構えていた気がします。 その後、携帯から見たニュースで東北で大きな地震があったということを知りました。 仕事が終わった時には陸前高田市は壊滅状態だと報じられていました。 それでも「壊滅状態」なんて言葉は全く現実味がなく、それが大げさな報道であって欲しいと願いました。 だけど、翌日テレビで見た光景はまさに「壊滅状態」としか形容の出来ない、ひどい現実でした。 幼いころから海の傍で育った私にとって、海は友達のようなものです。 海の怖さはよく知っています。知っていたはずなんです。 それなのに、テレビに流れている映像は私の知らない海の姿でした。 津波は怖い…そんな一言では言い尽くせない恐怖。 しかも、今回被害を受けた東北と地元はあまりにも似ています。 他人事だとは思えず、未来の自分たちを見ているようで。 その日から毎日いつか必ず来ると言われている地震と津波に怯えて暮らしています。 震源から遠く離れた地元は、揺れを一切観測しません。 被災地の方に申し訳なくなるほど、揺れません。 そんな地元ですが、あの日の津波は約2メートル。 幸い地上に被害は及びませんでしたが、養殖いかだは全て流され、壊滅的な被害を受けました。 軽く見積もっても県下で10億以上の被害だそうです。 そして、地震の影響で地元からは観光客の姿が消え、どこもかしこも閑古鳥が鳴いています。 私自身、仕事が自宅待機になり、この先を思うと頭が痛くなります。 それでも、こちらの地方には家があります、家族がいます、ライフラインがあります。 被災地でずっと苦しい生活を強いられている方を思えば、こんなことで苦しいなんて言ってられません。 私にできることは本当にささやかです。 ボランティアに協力することもできなければ、輸血経験者なので献血にも協力できません。 僅かな募金、そして節電、風評被害を受けている土地の恵みを有難く頂くこと、あと祈ること。 それでも、そこにも何か意味があると信じて頑張ることしか出来ないから。 どうか、少しでもいい。この気持ちよ、被災地に届いて。 頑張れ、日本。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.04.13 17:42:07
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