カテゴリ:暮らしを楽しむ
10月8日の日記より
キャフタのホテルで目覚める。 今日は断食をお休み。 ホテルのビュッフェは、私達の貸しきり状態。 他に朝食を取る人はいないらしい。 この季節でもスイカが美味しい☆ スイカと白チーズ 焼きたてのパンがあったら生きていけそうな気がするぐらい好き。 今日はネムルトダーへ向かいます。 ネムルトダーにはずっと以前から登ってみたかったのですが、なかなかチャンスに恵まれずにいました。 昨年の夏、私の大好きなブログ madamkaseのトルコ行進曲 のkaseさんがシャンルウルファからネムルトダーへの旅行記を紹介していらっしゃって、ネムルトダーから見る朝日は生きているうちに一度は見てみたいと思っていたのです。 けれど子連れで山登りは大変だし、朝日を見るならまだ暗いうちにホテルを出なくてはいけない。 ネムルトダーまでの道は険しくて、昼間でも大変だから・・・ということで私達は昼間のネムルトダーを楽しむことにしました。 地元の子供達が牛を散歩させていました。のどかな光景です。 こちらはお馬さん。 車代わりの自家用馬といったところでしょうか。 kaseさんもきっと立ち寄ったと思う茶店でチャイを飲みながら、店主とおしゃべり。 この季節は観光客が多いそうで、毎日何台もの大型バスが前の道を通りすぎるのだという。 ここでゼウス、アポロ、ティケの石像のミニチュアを購入。 キレイに手入れされたトイレを借り、しばし裏手からの景色を楽しみました。 ネムルト山は標高2150メートル。 紀元前70年頃この地方を治めていたコンマゲネ王国の王族の墳墓が残る。 キャフタのホテルのオーナーさんに聞いていた通り、山までの道のりはかなり険しく、もちろんガードレールもないので、慎重に運転していく。 2日前に登った アフルダーを思い出し、「高所恐怖症のくせに またこんな場所に来てるよ私・・・」なんてちょっぴり後悔しながらも、絶景に感激。 車を降りるとこの風景です。思わず足が竦みます。 山頂のお店。 振り返ると何もありません。 山頂のお店の人に、「子供連れだと大変だから、ロバで行くといい。東と西のテラス、両方見て50YTL(5000円くらい?)でどうだい?」と声をかけられる。 見ると、お店の裏側に真っ黒い瞳の可愛いロバが草を食んでいた。 「あんなに小さなロバに、このメンバーが乗れる訳ないし、ほんの500メートルくらい登れるから必要ないわ。ありがとう」そう断って東のテラスへ向かう道を登ります。 吹き付ける風が寒いくらい。 夫は赤ちゃんの次男を抱き、長男の手を引いて山道を登ります。 私は長女と手をつなぎ、歌など歌いながら登って行きました。 途中、アメリカ人の団体さんに出会う。 皆さん大柄な方ばかりで、「ふ~ふ~」息を弾ませながら登っていた。 年配の女性が苦しそうにしていたので、手を貸してあげました。 彼女達はカリフォルニアから観光で来ているそうで、昨日はシャンルウルファに泊まったのだそう。 これからの予定を聞くと、「コンヤに行きイスタンブルに戻って、4日後には自宅のソファに座ってるわ」と豪快に笑っていた。 私は彼女の孫と同じ年なのだそうで、今まで見てきたトルコの事をおしゃべりしながら一緒に登りました。 後半は手を貸してあげるつもりが、私の方がバテバテ。 励ましてもらいながら山頂に向かいます。 情けない。 途中、たくさんのてんとう虫をみかけました。 山頂に着くと、想像以上に素晴らしいパノラマが広がっています。 苦しかったけど、ここまで登れて本当に良かった。 アメリカ人のご夫人達と一緒に写真撮影。 一足先に山を下りる団体さんたちを山頂から見送り、私達はのんびり景色を楽しみました。 しばらくするとひとりのバックパッカーが山頂に登って来ました。 彼はシアトルから来たそうで、明日はカッパドキアへ向かうという。 日本へも行ったことがあるそうで、すごく気に入っていると言ってもらい、それだけで何だかとっても嬉しい気持ち。 おしゃべりが弾み、一緒に写真を撮りあったり住所を交換したり。 旅に出ていて一番楽しいのは、こうやって知り合いが増えることでしょう。 彼はバスの時間までもう少し景色を眺めたいから・・・ということで、ここでお別れ。 山のてっぺんでちっちゃな人影。 バックパッカー氏、気付いたらあんなところに登ってました。 結構な運動になりました。 疲れてしまったので、山頂のお店でお砂糖たっぷりのチャイを頂く。 濃い目のチャイが本当に美味しくて疲れも癒えました。 これから私達は、車ごとフェリーに乗って、湖を渡り、シャンルウルファを目指します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.12.06 13:47:22
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