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カテゴリ:勝手に (国際遠距離) 恋愛論
思わぬところでレスポンスを頂いたので、今日はビザについて書こうと思います。 思い切って、2部構成です。 (笑) 正直なお話、これを書くことに躊躇いがありましたが、国際遠距離恋愛、そのなかでもアメリカ人男性とお付き合いする方にとって、この問題を避けてとおることはできないので、恥を忍んで(?!)書きます ビザの問題って、成功事例を雄弁に語る人はあるようですが、失敗事例は表面化しない。 個人を特定されると問題があるからでしょうか? 今回はあくまでも私個人の事実を書くまでですので、移民法について正確な情報は、移民弁護士などの専門機関、もしくは領事館へ確認ください。 質問への回答についても、致しかねますので...どうぞご了承下さいませ
さて、いきなり本題に入ります。 私には入国拒否、その場で強制送還に遭った友人がおりまして、実は私もその場に居合わせていました。 また、私自身も別室送りにあった経験があります。
まず、友人のケース。 それは、私が米国に駐在しているときに起きました。まだ9.11テロ以前のお話です。 場所はオレゴン州ポートランド国際空港。 日本からの直行便を利用、入国審査を受けるときに、私は彼女とは別のカウンターへと並びました。 「じゃあ、あとで」と言葉を交わし、私は移民局係官といくつかやりとりし、スタンプをもらって通過。 乗り換えがあるので、少し進んだ先で彼女を待っていましたが、一向に現われませんでした。 と、その時。 「いえ、別に...」と応えるのが精一杯、 その係官に促され、その場を立ち去るほかありませんでした。
乗り継ぎ便のゲートで一人、彼女が来るのを待ちましたが...時間になっても姿はなく... 結局、彼女はとなりのシートに座ることはありませんでした。
LAX到着。 そう、強制送還。 彼女は私の仕事を視察するのが目的だったため、WVP(ビザ査証免除プログラム)で入国、数日滞在後、日本に帰国する予定でした。 ところが、あの日、係官との受け答えに戸惑い、それが挙動不審と取られてそのまま別室へ。 数時間に及ぶ取調べの末、パスポートに「Refused」の赤いスタンプを押され、そのまま日本行きの便で返されたのです。 英語が十分に話せなかった彼女は訳も分からず、泣いて訴えたそうですが… 奥からは日系移民局係官がやって来て、日本語で質問攻めにあったそう。 情け容赦など全くなかったらしいです。 ビザを取得し、問題なく入国を果たした私と、視察を目的にWVPで入国しようとし、拒否された彼女。 ずっと彼女にすまない気持ちでいっぱいでした。
そして、7~8年近くの歳月が経過。 今年2007年、彼女は社員研修のため、アメリカ入国が必要となり、弁護士に相談し、B2ビザ(観光)取得を試みたようです。 ご存知のとおり、9.11以降、WVPがある日本にとって、B1・2ビザ(商用・観光)はますます取得が難しく、却下されるケースが多いとか。 特別な理由なくB2ビザを申請すると、かえって怪しまれるという話を聞いたことがあります。 彼女の場合、社用での4泊6日滞在を証明するため、会社からの全面バックアップを受けて、何とかB2ビザ取得。 晴れて問題をクリアをしたようです。 と、ここまでが友人のケースです。
そして、私自身の場合。 9.11直後、バケーションでシカゴ・オヘア国際空港を利用したときの話です。 女性1人、10日間という予定での入国でしたが、あの日のトラウマが...。 世界最大級のハブ空港。 長い列に並び、なるべくアジア人に紛れてカムフラージュを試みたのですが、運悪く、無愛想な女性係官に当たってしまいました。 御多聞に洩れず、執拗なまでの質問攻めに遭いました。 「なぜ、女性一人なんだ?」 「知り合いがいるんじゃないのか?」 「どこに滞在するんだ?」
怪しまれた原因は、 パスポートに押された米国入国のスタンプが多すぎることと、 不覚にもパスポートに「ソーシャル・セキュリティカード」を挟んでいたこと。
それでもあまり英語が話せないふりをしたのですが、詰められた挙げ句、 何色か忘れましたが、札を持たされて 即、もう一人の係官を呼んで、別室に連行されました。 前述の彼女の後日談同様、日系人係官が対応にあたったのですが、 その係官は男性、周囲に数名の男性係官がいるなか、下着も女性用品も机に並べられました。
恥ずかしかった それに辛かったですねぇ。。
ひとつひとつ手に取り、透かして見たり、弄ってみたり。 ボデイチェックもそんな感じでした。 ようやく解放されたのは、1~2時間後だったでしょうか。
こんな思いまでして旅行なんて、まっぴら御免。 それ以降、3年以上はアメリカへは行きませんでした。
そして、今。 ふと私は気付いたのです。 国際遠距離恋愛は つまり、彼とは結婚するまで「滞在」がベースであって、「生活する」という段階がないまま。 そうです。 日常生活に恋愛期間がないまま、国際結婚。 ここがポイントだと思うのです。 私は、国際恋愛期間中に見極めなければならないことが、大きく分けて2つあると思います。 長くなったので、第2部へとつなぎます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Dec 10, 2007 08:43:32 PM
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