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テーマ:国際遠距離恋愛(182)
カテゴリ:家族のこと
先日のこと。 まだお義母さんが今年9月にレセプションパーティを企画していると、私の両親に伝えていなかったので、出張帰りに実家に立ち寄りました。 その日は滞在時間が短かったことと、父は町の会合、母は特別養護老人施設に居る実母(←私の祖母のエピソードはこちら)のため、ともに慌ただしくしており、日中は十分に話ができぬままでした。 夕食。 3人で焼き肉レストランへ行き、ようやくその機会が巡ってきました。 ところが...運悪く、レストランに偶然、父の仕事の関係者が家族で来ており...これまたゆっくりと話せるタイミングではなくなり... その家族が近くで食事している、という状況下で切り出すほかありませんでした。 私 「あのね、向こうのお義母さまが9月にハワイで披露宴を、と提案して下さったんだけど...」 父 「おお!そうか!それはありがたい話で...是非、出席させてもらうよ」 母 「...。」 私 「(母へ) 大丈夫?」 母 「う...ん、分からない。。」 私 「えっ?! どうして?」
これが事の発端となり、ちょっと大変なことに。。 母が云うには、祖母の介護があり、数日間施設に行けないとなると、色々と問題があるそう。 着替えを届けたり、先生から状況を聞いたり...と毎日、通所する必要があるようです。 母には妹が居るので(私にとっての叔母)、以前は交替で施設を訪問していたのですが、最近、叔母宅の娘(私の従妹)が出産したので、今はそちらで手一杯。 結局、母は一人で祖母の面倒を看ざるを得ないのです。
我が娘の披露宴という一世一代の行事なのに…
私 「そう、それならば仕方ない。先方にもそう伝えておくわ。(半分怒り)」 母 「悪いわね...。」 十分に時間がなく、話し合いはこのまま終了。 やむなく実家を出ることにしました…。
けれど… 私は、介護ヘルパーを探し、期間中のみ介護をお願いするなどの手段を検討することなく、その場で難色を示した母の真意が分かりませんでした。
帰り道、何だか後味が悪く...だんだんと悲しくなり… 「なぜ、妹のときは、みんな楽しそうに披露宴に出席していたのに、 私のときはこんなに惨めなの?」 「母は祝福していないのかも」 などと、よからぬ方向に考えしまい、電車の中で涙が頬を伝いました...。
先週末、ガリバーとの電話にて。 ガ 「母がね、オランダのこんな親戚も呼ぼうかな...って言っているよー(歓)」 私 「...。」 ガ 「どうしたの?」 私 「母がね、レセプションパーティには出席できないかもですって。」 ガ 「えーーっ! どうして?」 私 「知ってのとおり、私の祖母が施設に居るから、介護が必要なのよ。 誰かが行かないといけないから、出席が難しいんですって」 ガ 「でも、一生に一度だよ? お金を出してヘルパーさんを雇えばいいんじゃないのかな?」 私 「そう。私もそう提案したのよ。何らかの手段は考えないのか?って。 でも...今のところは分からないわ...」 ガ 「それは...残念だよ。。何らかの方法が見つかることを祈っているよ。」
そして先週月曜日。 妹から1通のメールが届きました。 「お母さんから聞いたよ。 あの結論は…私も驚き、違うんじゃないかと伝えました。 また近々、母に会う予定なので、旦那も交えて話してみるね。 お母さん『申し訳ないことをしてしまった』って言っていたから、もう一度、話をしてあげてね。」
そして、その翌日。 仕事から帰宅すると...ポストに宅急便の不在届。
確かめてみると ...差出人は母からでした。
先週は出張で、家を空けていることも多く、荷物の受け取りは...まさに今日。
その内容が...これです。 Blueへ 先週は突然の話を聞き、内容もよく聞かずに自分の立場を主張してしまいました。 もう少し冷静な話し合いをしなければいけないし、本当におめでたいBlueの結婚を心から祝福しなければと思っています。 何としてでも両親揃って出向かなければと思っています。 家に来た時に気付いたかもしれないけれど、お母さんも少しでも英語を話したいし、単語一つでもと思い、4月から****英会話スクールへ通おうと、電話のところに申込書が置いてあったけど、気づいた? 毎週水曜日に習うつもりでいます。 両親が年をとって、十分には足りないもしれない。 けれど、何か出来ることがあればと考えているつもりです。
いずれにしても、今のお母さんはおばあちゃん次第。 この問題が決着しない限り、正直、これからも不安な状況が続きます。 今はお父さんのおかげで時間もお金も何不自由なく、十分にさせてもらっているけれど、おばあちゃんが施設に入って既に5年。 いつまで続くのかが見えません。
親として、Blueには必要なことはさせてあげたいと思っていますので、 どうか、またゆっくりと機会を作って、今後のスケジュールを聞かせて下さい。 以上、今の気持ちを正直に話しました。 先日の件は、どうぞご了承下さい。
追伸 親はどんな格好をするのかなー。
母より
母の苦しい胸の内など、見えていなかったことに反省です。。
ここまで大きく育ててもらい、、私も早や三十路後半。 親に何かをしてもらう年代ではなく、いよいよ私が親の面倒を看なくてはならないのに...
こんな年になっても、親は子どものために 何かしてあげようとするものなのですね...。
母が祖母の年代になる頃、私はどうやって母と関ってあげられるのでしょうか? 母のことを、最期まで人のために尽くす人生で終わらせる訳にはいかない、と思うのです。 幸せな人生にしてあげたい。。
そういえば、いつか読んだ本にこんなことが書いてありました。 家族一人ひとりという「個」の単位では、人生楽しいことばかりじゃないし、理想どおりバランスよい人生とは言えないかもしれないけれど、 私が新たに家族を持ち、幸せになることで、両親を幸せにしてあげることはできる。 たとえ、これから離れて暮らそうとも、「家族」という大きな単位で、幸せに向かって歩んで行ける。 だからこそ、人は「家族」を形成する意味があるんだな…と感じています。
近々実家を訪れます。 決して祖母の介護への同情だけじゃなく、 私自身のこれからを聞かせてあげることが、一番の励ましなのかもしれないから。。 早く母を安心させてあげなくちゃなりませんね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 28, 2008 09:56:44 PM
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