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あるが侭に・・・

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2004.08.13
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昨晩は午前様だったが朝、すっきりと目が覚めた。朝日がやけにまぶしく感じ
たが、それを許容するだけのゆとりはあった。

上の子がピアノの前に座り得意げにメリーさんの羊を弾いている。この前まで
弾けなかった曲だ。すごいなって誉めてやると、照れた笑いを浮かべて、にか
っと微笑んだ。

上の子のピアノの相手をしていると、下の子が突然はっきりと「ママー」と言
った。最近、ママって言いそうな雰囲気は出ていたが、はっきりと言葉にした
のは今日が初めてだった。妻はとても喜んで下の子の方にかけより抱き上げ、
愛しそうにほお擦りをしていた。ちぇ、パパが最初じゃなかったか。上の子は
最初に話せた言葉は「パパ」である。

子供達が保育園に行く時間になったので見送る事にした。

この辺りから調子が傾いていたようだ。家に誰もいなくなったので友に昨日の
報告をかねて電話をしてみた。なんどならしても出ない。無視されてるのかと
焦った。泣きそうになった。しばらくすると僕の電話がなった。友からだった。
どうやら泡盛を飲みすぎて爆睡していたらしい。ほっと安堵の溜息とともに涙
が頬をつたった。僕はここまで友に依存しているのかと初めて知った。
友はそんな僕を気遣って優しい言葉、嬉しい言葉をかけてくれた。電話をきっ
た後何故か僕はビールを飲んでいた。しかも3本も。まったくやる気なしの不
良社員ぶりである。

少し酔いのまわった身体で身支度をした。酔いからくるのとは違うふら付きを
感じたが無視した。

外に出る。今日は暑い。もう秋の気配がしていてもいい頃なのに日差しが痛か
った。僕は思ってくれる人にメールを書きながら駅へと向かった。

駅に到着するとすぐに電車がホームに滑り込んできた。いつもの車両はとても
空いていて快適だった。冷風が火照った身体を冷やしてくれた。

オフィスに入る前に気付けの一本を吸う。煙を吸う自分になんとなく違和感を
感じた。

自席につきメール等をチェックする。何故か眩暈がした。これは決してビール
のせいではない。どこか身体がおかしい。そう思ったがこの時は大きな変化は
なかった。

お昼、妻を食事に誘いにいった。妻と二人で会社を出ようとしたときに急に眩
暈がし足元がふらついた。

どさっ

気が付くと倒れていた。そして呼吸が速い。過呼吸気味だ。自分で動ける状態
ではなかった。暫くして漸く耳が音を感知しだした。上司が僕の名前を呼ぶ声
が聞こえた。「blues大丈夫か?聞こえるか?」僕は辛うじて首を捻じ曲げて頷
くポーズをとった。それから周りに集まった人が僕を椅子に座らせてくれた。
歩けるまで様子をみよう。上司が言う。自分で立てるようになったので立って
みた。まだふらつく。上司が肩をかしてくれた。妻が病院に電話をしてくれて
いたらしく僕はそのまま妻と上司につれられて病院へと向かった。

病院にて一通りの検査を済ませた後、大丈夫ということになったので上司は会
社にもどっていった。妻は僕の傍らで心配そうに僕を眺めていた。妻の手を強
くにぎってやると笑顔を返してくれた。

はぁ久しぶりだ。パニック障害で倒れたのは。天井をにらみつけながら思った。

1時間ほどそのまま眠りについていた。気が付くと妻が僕の顔を覗き込んでい
た。「大丈夫?」問いかけにはっきりと大丈夫と答えることが出来た。立ち上
がれそうだったので立ち上がってみる。眩暈はもうしなかった。
大丈夫。下腹部に力をこめて歩き、病院を後にした。

病院から会社に戻ると上司がいたので、お騒がせした事を詫びた。上司はちょ
っと一緒に話そうと僕を小部屋へさそった。
上司は小部屋の中で自分も自律神経をいかれた時の話しをし、きつかったろと
声をかけてくれた。それだけで嬉しかった。帰るかどうか聞かれたが、高々、
過呼吸気味になっただけである。帰る理由にはならないと判断した僕は、会社
に残り仕事をする事を告げた。すると上司は簡単な仕事を与えてくれた。
理解在る上司に心底感謝した。

その後、マナさんなどにメールをした。マナさんはとても優しいメールをくれ
た。それだけで頑張れる気になった。

気合を入れ直して仕事をすることにした。

今日は新人歓迎会がある。PDは一過性のものなので復活した僕は同僚と話す為
にも参加することにした。開始時間が遅いので一度家に帰り子供たちをお風呂
に入れることにした。

帰宅途中、ハイネケンを5缶ほど買い足した。

帰宅しお風呂に湯を張り妻達が帰ってくるのを待った。お風呂が沸いた頃、妻
達がもどってきた。
子供達をお風呂に入れた。

お風呂から上がったときに妻の会社用の携帯がなった。僕の上司からだった。
用件は今日の飲み会に参加できるかということだった。僕は自分の携帯から上
司に出席する旨を伝えて出かけることにした。

飲み会会場にて。やはり同僚と上手く話せない自分がいた。孤独が僕に襲い掛
かった。出席しなかったら良かったかな。。そんな思いが心によぎった。その
様子を見ていた上司は黙って僕のグラスにビールを注いでくれた。気を使わせ
てしまって申し訳ない気持ちが強かった。上司に今日はお世話になったことを
告げると、照れくさそうに笑っていた。
孤独な時間が終わった。

アルコールが足りない僕はいつものスナックに出かけた。時間も遅かったこと
もあり店はさほど混んではいなかった。ゆっくりと琥珀色の液体を体内に流し
込む。なぜか空しさがこみ上げてきた。耐えられない。そんな思いを抱いた僕
は1時間ほど店にいて外に出た。

歩いて帰りたかったが疲労感が酷かったのでタクシーで帰った。

孤独感、空しさが心を支配し、胸が詰まる思いで帰路に着いた。





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Last updated  2004.08.14 19:54:58
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ある子@ Re:会社で倒れる --孤独感、空しさ、PDの恐怖--(08/13) アルコール中毒を治療しないと、うつもな…
海のくまさん@ チン型取られちゃったw <small> <a href="http://onaona.mogmog…
もじゃもじゃ君@ 短小ち○こに興奮しすぎ(ワラ 優子ちゃんたら急に人気無い所で車を停め…
まさーしー@ なんぞコレなんぞぉ!! ぬオォォーーー!! w(゜д゜;w(゜д゜)w…
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