ブルースとリーと半次郎

犬の話では無くわしの話なんですが・・・


仕事帰り、いつもの地下鉄に乗ったときの話です。


地下鉄を降りると、隣の車両から老夫婦も降りてきました。
何気なく目をやると、
お爺さんは床につきそうな大きな風呂敷を持ち、
お婆さんは、少し曲がった背中に大きなリュックサックを背負っていました。

北側の上り口はエレベーターがついているのですが、
それを知らないのか、
老夫婦は南側のエレベーターの無い階段上り口へ向かっていきました。

「（－－；）荷物を持ってあげようかなぁ・・・」と思いつつも、なかなか声を掛けられずにいた、ワシ。

老夫婦の様子を見ながらゆっくりと階段へ向かった。

すると・・・
お爺さんは階段右端の手すりに、
おばあさんは、階段左端の手すりに向かった。
ザッと背中の荷物を背負い直して、登ろうとしている。


いよいよ

「（＝＝；）これは・・・声を掛けよう！
　　でも、二人分の荷物は無理だから、お婆さんの荷物を持とう！」

そう思った瞬間！！

お爺さんは一段抜かしで階段を登っていった。

　　　　（・■・）

あっけにとられていたワシの左脇を、お婆さんがスタスタ登っていった。


あわててワシも階段を登ったが、
決して二人に追いつくことは出来なかった。







（＝＝　）少し運動しようと思う・・・。



　温泉近くの川にいたアヒル




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