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テーマ:お勧めの本(7363)
カテゴリ:芸術
「仮説的に考えるということは 論理的に考えるということと単純に同じではない。 仮説はある意味で論理よりも根源的であり、 論理はむしろそこから出てくる。 論理そのものが一つの仮説であるということさえもできるであろう。 仮説は自己自身から論理を作り出す力をさえ持っている。 論理よりも不確実なものから論理が出てくるのである。 論理も仮説を作り出すものと考えられる限り、 それ自身仮説的なものと考えられねばならぬ。」 「すべて確実なものは不確実なものから出てくるのであって、 その逆でないということは、深く考えるべきことである。 つまり確実なものは与えられたものでなくて形成されるものであり、 仮説はこの形成的な力である。 認識は模倣でなくて形成である。 精神は芸術家であり、鏡ではない。」 三木清 人生論ノート お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Jul 19, 2006 01:18:20 PM
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