|
テーマ:たわごと(26822)
カテゴリ:日記
メモ。 ♭♭♭ (ひかる。それは名詞であるまえに、動詞である。 主語を持たず、目的語を持たない。 そんな名前を持つ者は、ありふれた真実の一つの喜劇であり、 一つの可能性でもある。 きっと彼は、主語を持たないゆえに、目的語を持たないゆえに、 あらゆる主を、目的を貫くことができる、種子を、追い求めたのではないか。) ♭♭♭ (寺を造りたかった。 静かな、気を遣うことのない、礼に支配されつつ、寝転がることもできる、 そんな場所。 茨も、蓮も、同じように食べ合い、 育ち、その地を耕し、生み、死んでいく、その地の上に。) (器。 僕にとって、それは内なる大地。 器が広いというとき、 僕にとって、それは受け入れるものが多い大地ということだ。 互換性ということを少し考えて、やめる。互換性から言葉は生まれない。 水面。自分の中にある水面。 怒りが僕にとって唯一の衝動源であり、 後悔の少ない動機であることを考えて、 怒りが、静かに、とても静かに燃え広がるとき、 僕の中にある水面に、小石が投げられている気がする。 なぜ。 なぜ。 ひとつ、またひとつ。 小さな波が、小さな器の水面のなかで、幾度も繰り返されて、 大きなうねりとなって遂に溢れるその時に、焦がされた体が耐えきれずに動く。 僕の人生は、ただそれだけの、つまらぬ、つまらぬ ) (寺を造りたかった。 静かな、気を遣うことのない、礼に支配されつつ、寝転がることもできる、 そんな場所。 茨も、蓮も、同じように食べ合い、 育ち、その地を耕し、生み、死んでいく、その地の上に。) ♭♭♭ (連帯。連帯を失ってしまったために、 彼が仕事で得た勝利が、自分だけの価値にしかならなくなった。 彼の家を見てみたまえ。もはやただの寝床に化しているではないか。。) ♭♭♭ (運命とは、彼や彼女の育った環境だ。 彼や彼女に無言で気づかれずに影響を与えているものだ。 彼や彼女を形成する部品であり、部品であったものだ。 人は、それによって育ち、 それのどれかに自分を見いだすことによって、存在を確認する。 見いだしたものになるように生き、 そのために死んでいくことを良しとする。 あの時、あの場所、あの空、あの道、あの木、あの川。 あらゆるものが、彼に影響を与え、彼を形成し、 彼にとっては、彼の昔を保存しているものにもなる。 過去の部品を見ると、彼は自らを覗き込んでいる気がする。 あらゆる場所、あらゆるものが、彼を保存している。 刹那的に生きる者は、彼と共に生きる者を、彼を縛る者だとして断ち切る。 彼は周囲に自分の一部すら保存しないようにする。 彼は思い出を持たない。思い入れを持たない。持ちたくないのだ。) ♭♭♭ 『何度同じことを言うのか。』 (同じに見えるのか? 常に思っていることを言葉にすることが、常に言葉を行動で表すことが。) ♭♭♭ (『我々には敵など存在せず』、 『私はあらゆるものから良いものを奪い去り、一つの聖歌を作り上げよう。』 全てを飲み込んだ上での個人を。) ♭♭♭ (狂気にあるとき、数列の飛躍、論理の飛躍の結果が舞い降りてくる。 一般には、数列の現在の数字を、処理する。 マネジメントでは、数列を、今はっきりしている数字から、 次の数字を予測し、処理方法を変える。 未来学者は、過去の数列の変遷から、人工的に飛躍の結果を予想する。 翻って、狂気にある者は、 過程からではなく、結果から舞い降りてくるのである。 彼はそれを検証しなければならぬ。その衝動に駆られる。 あまりにも自らの力量を超えたその作業に、 彼は疲れ果ててしまい、狂気を封印することを考える。) ♭♭♭ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Feb 2, 2007 08:45:40 AM
コメント(0) | コメントを書く
[日記] カテゴリの最新記事
|