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Jun 5, 2007
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カテゴリ:サン=テグジュペリ
名言は、自分の意見に合ったものだけを掲載する。
ここでいう名言とは、自己表現に過ぎない。

サン=テグジュペリの主文を載せる。
『名言として取り上げられたのとほとんど同じではないか』と思うのは当然。
これほどまで僕と似ていて、かつ、圧倒的な差をつけている書籍に初めて出会った。
無知を感じさせてくれた。だからこそ、最も尊敬している。


『絶望や悲しみを感じるのは、君が自らの言語の鎖を断ち切れず、
 自分があるべき高みへと至らせていないためと考える。

 ある高みへと至ったとき、すでに敵はなく、事物があるのみである。
 全ては高みへ至るための養分となり、階段となる。

 それを昇っていく過程で、君は、自分とは違う高みを目指す者を見つけて、
 初めて微笑むことが出来るようになるだろう。
 そしてまた、君は高みを支える根に属していることを感じる。

 高みに至ることで、お前の目指すべき概念がはっきりする。

 私は、おそらくは私以外には雑音に過ぎないこの言葉の羅列を通して何を訴えたいのか。
 お前の中に流れる音楽を聴かせたいのだ。

 お前が酒を飲み、薬を飲み、他人の音楽を聴き、
 あらゆる享楽に溺れることで聞くまいとしているあの音楽をである。

 その音楽は、お前をあの場所へ昇るよう鼓舞する。
 だがそれは、あまりに激しすぎて、お前を高みへ至らせるが、
 同時に、めまいを覚えさせ、混乱させる。
 ゆえにお前は、一時は昇った高みを降りてきてしまったのだ。
 お前には必要がなかったからか、否、
 お前はその混乱を収めることができなかったためだ。

 だが私はもう一度あの音楽を聴いて欲しいと願う。
 なぜなら、それがお前の抱える苦しみの原因ではなく、
 お前の苦しみを止揚することで解決してくれる一つの解となるのではないかと思うからだ。』


※掲示板機能、制限してたの忘れてました。開放しました。
 メールパーツ、左に戻したので、メッセージある方はどうぞ。
 返信は激遅です。





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最終更新日  Jun 6, 2007 03:02:36 AM
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