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テーマ:たわごと(26820)
カテゴリ:日記
思うに、自分が人生で苦痛と恥に満ちた期間を無効化することを、 無意味化することを、克服だと思っていたことが間違いだった。 あの体験は消しようがなく、苛立たせるが、無価値ではない。 自分というものが、図らずも自分が自分に対して最も正直だった期間だ。 そんな自分に、僕は墓を作った。 自分の本質を墓に押し込んで、忘れて、 周囲に、時代に、適応してしまいたかった。 それでもやはり、僕が生きるには、 生命と欲望の眼光を発しながら生きるには、 あの生命力が必要なんだ。 僕は誠実を軸とし、紳士たることを求めた。 今までそれは、他人に対して、世間に対しての自分へだった。 自分に対して、僕は誠実で、紳士たらねばならない。 それが、墓に対する礼拝となろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Feb 22, 2009 04:46:50 PM
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