GEISHA
チャン・ツィー主演の映画「SAYURI」の原作、「GEISHA」を英語の勉強の為に読んでいます。一年前に、日本語に翻訳された「さゆり」を読んだのですが、何より、原作者がアメリカ人だという事が興味深く、正直、フジヤマ、スシ、テンプーラ、のレベルかと思いきや、ところがどっこい。日本文化を知らないのは、アンナの方でした。アンナは、高校時代、国際科に所属していて、英語で国際事情について学んだり、海外留学の前には、日本文化を学ばせてもらったり、やまとなでしことしての(?)お作法を教えていただきました。故に、ちょこっとばかり、自信があったのですが。まぁ高校で「水揚げとは?]なんて教えてくれる訳ないけど。。。ただ、英語版の原作を読んでみて、アンナの英語力のせいか、感受性の問題か、日本語版の奥深さは、原作では感じられませんでした。「さゆり」は、京都弁や、独特の芸者用語なんかが出てきて、どっぷり花柳世界に浸る事が出来たけど、英語で京都弁を表現出来る訳も無く、細かなニュアンスが伝わりにくいと感じました。例えば、「想いを馳せる」なんて言葉も、超平たく言えば、[THINK」になるでしょ。英語には英語の良さがあって、何ていうのかな、ハリウッド映画を、日本語の吹き替えで見る違和感、みたいな。まあ、英語の勉強の為に読んでるので、良いんですけどね。映画版はどうなんだろう。