国語で分からない言葉を辞書で調べさせたらいつまで経っても終わらない。りおは文字を読むのは好きなので、辞書を読みたがってしまうのだ。“反映”という意味を調べているのにた行あたりをずっと読んでいる。
しかたなく、「“反映”だからは行でしょ、まず、“は”のところに行って」とか声をかけるのだけれど、これまた、なかなか進まない。この子はあかさたなの順番も頭に入っていないのだろうかと思いつつ、今日は、「じゃ、次の言葉を3分以内に見つけたら、夕ご飯は好きなものにしてあげるわ」と言ったところ、なんと20秒で見つけてしまった。
驚いた。もしかして2分くらいで見つけるんじゃないかな、っていう期待はあったのだけれど。5つの言葉を捜すのにかけた今日の1時間は一体なんだったの????
ごほうびが有効なのは知っていた。本にも書いてあったし、この前受診したドクターのレポートにも、この種の子供は単にいい成績を取りたいからということで頑張ることはしないと書いてもあったし、時にそういうごほうびが効くのは自分の経験からも知っていたし。でも、こんなにも極端なのは初めてだ。
ごほうびと言ってもそうそういつも適当なものを考えるのはこれまた大変なのだ。ごほうびシールが有効と言う本もあるけれど、りおはもうそういうものに釣られる年ではないように思って、試していない。でも、一応やってみようか。何が効くか分からないもの。
こういうのを見たら誰だって、やればできるじゃない、って言いたくなるだろう。「やる気になれない障害です」って言って通じるんだろうか。
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