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2005/03/17
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カテゴリ:アメリカの断片

姉娘の高校の進路指導会に行ってきた。もちろん、今月中に帰国するので関係ないのだけれど、こっちのってどんな?という好奇心。

卒業後の選択肢にmilitaryが載っているところがアメリカだな、などと思うこともあったけれど、この地域ではほとんどの生徒は大学もしくは短大へ進む。説明も主にそこが中心で、大学入学の条件について多くの時間が割かれた。

こちらの大学の入学資格は高校在学中の単位数と成績内容及び、SATという日本でいうところのセンター入試の成績でほとんどが決まる。後は面接、高校からの推薦等もあるが参考程度らしい。

高校卒業に必要な単位と大学が認める単位は違う、Dでは卒業はできても、大学受験条件の単位数にはカウントされませんよ、とか、近隣の人気校の名前をあげて、ここはSAT1だけだが、ここはSAT2が要求されるというような内容が続く。(SAT1は英語と数学、2は各科目の試験)

アメリカに来るとき地元の学校の情報を見るとよく、このSATの平均点が出てきていた。公立校がレベルを競うというのは日本ではないことだけれど、こちらでは実にはっきり出てくる。すごいのはそれが不動産の価格にまで跳ね返ることだ。今住んでいる所は学校が良いというのが最大の人気理由で、通り1つ隔てて学区を外れると2~3割は家賃が安い。

卒業に必要な単位は220なのだそうだ。単位は半期毎に1教科で5単位の計算なので、1日に6科目取って(アメリカは毎日同じ時間割)年間で60単位、4年間(こちらは高校が4年)で240単位は取れる計算だ。ただ、Dもしくはそれ以下になってしまうこともあるわけで、その場合はサマースクールに参加するか、1日7科目まで取れるのでそれで頑張って単位を稼ぐことになる。

どちらも大変だ。アメリカは地域格差が大きいからアメリカではとはなかなか言えないけれど、少なくともここで経験したことから言えば、日本の子供は勉強付けだというのも、学力だけにしか価値を置かれないというのも全くの間違いだ。

私が大学を受験した頃は多分そうだったのだろう。その頃、苦労した親達がそれなりに考えた結果がゆとり教育だったのかもしれない。

姉娘は毎日の宿題をやるだけで2,3時は珍しくない。もちろん、英語のハンデが大きいのだけれど、そうでなくても多分10時、11時頃まではかかるだろう。日本の学校では理科や社会の宿題なんかなかった!と言っている。確かに、数学、英語は毎日のように宿題が出たけれど、理社となるとテストの間に簡単なレポートが出たくらいかな。

こちらでは生物と世界史を取っているが、毎日ではなくても少なくても2日に1回はどちらか宿題があるので、宿題は毎日3科目(数学、英語と理社どちらか)が普通だ。それ以外に毎週のようにクイズという小テストがあるのでそのための復習も欠かせない。姉娘は今、体育や美術のように宿題がほとんどないクラスもあるからこの程度だが、これがないと日本の受験生にも全く劣らない量の勉強をしているはずだ。

これだけの勉強量が社会人としてどれだけ必要なのかという議論はあるとしても、日本は勉強量が多いと思い込みはなくなったな。










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Last updated  2005/03/19 11:31:45 PM
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