りおは小学校を通して友達と呼べる相手がほとんどいなかった。だから、当然手紙を出す相手などなく、年賀状でさえ数えるほどだったと記憶している。
今年の夏は初めて暑中見舞いを書いた。クラスの住所録を見ながら書く相手を自分で選んで4人!これだけでも今の学校に行ってよかったんだと思える。
先生にしても今までの先生方が悪い先生だったわけではないのだけれど、りおのことについてはかみ合わないものを感じていて、つながりは薄かった。友達宛の後に先生宛の手紙を書くときも学校での先生との出来事を一杯話している。よかった。
「あっ、ハウルの動く城だ!」
テニススクールへ送っていく途中、映画館のポスターを見つけて叫ぶ。こういうことはほんとにめざとい、めざとい。
ジブリ大好きの姉娘も連れて行けとうるさい。
何もアメリカでジブリを見なくてもいいだろうに。どうせなら、バットマン・ビギンズにしないといっても聞きしない。
結局、行きました。 Howl’s moving castle
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