日本選手団が帰国した。当然とはいえ、報道陣がマイクを向けるのは荒川選手だけ。
成田を出国したときは数人の方のお見送りでしたので、うれしいです。と当人も語っているけれど、本当に違う、違いすぎだわ。
スポーツ選手としての栄誉は世界選手権でもオリンピックでも変わりないはずなのに、世俗的な意味は全然違う、それは分かっていたけれど、、
荒川選手は2004年の世界チャンピオンだったというのに安藤、浅田と比べれば事前の露出度は1桁違っていたように思う。もう少し気配りというものがあってもよかっただろうに。
手のひらを返したようなといっては言葉が違うだろうけれど、よくこれだけ臆面もなく扱いを変えられるものだわ。
私も浅田真央がオリンピックに行けないのを残念に思った一人だったけれど、この騒ぎを見ると、若い彼女がもし金メダルを取り、この無責任な扱いにさらされなくてよかったとさえ思う。
金メダルを取った瞬間から寝る時間も、折角現地に来ていて何より喜びを分かち合いたいだろう家族との時間も取れずにそれでも、疲れた様子も毎回同じような質問にもいやな顔一つ見せない荒川選手は本当に大人だ。この人が金メダルでよかった。安心してみていられるもの。
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