花の命はけっこう長い

　娘は４月で小学４年生になりました。女の子って、付き合いが難しいですね。女性なら、子どもの頃少なからず経験してるのではないでしょうか。特に理由もなく、仲間はずれにされたり、意地悪されたり。

　娘は、特定の子に以前から嫌がらせをされることがあって、遊びたい友達がいても、その子が自分の苦手としている子といると、そこに入っていけなくなってしまい、なかなか友達ができない、というのが目下の悩みです。

　友達作りに関しては自分で切り開いていかなければならないこともあり、その場にいない私があれこれと口を出せない部分もあります。それに、「友達がいないとダメだ」ととられるようなアドバイスをしてしまっては、逆にプレッシャーをかけることになります。友達がいないということは、特段悪いことではありません。娘のせいでもありません。

　特定のイヤな子については、毎年担任に相談していますが、いっこうに改善されません。でも、今年もとりあえず相談だけはしてみます。きちんと指導してくれる先生もいたのですが、効果なし。「おもしろいから」とか「むかつくから」という理由で嫌がらせをする女の子が、逆に可哀相だとも思いますが。どうしてそうなってしまうんでしょうね。その相手の子も、意地悪されなければ仲良くしたいと思っているのです。でも、相手が謝るから許すと、また思い出したように意地悪される。

　特定のグループというのではなく、いろんなこと仲良くしたいな、と思っている娘にとっては、女の子特有の”グループ付き合い”は理解できないでしょう。だから、しばらくはつまらない日々が続くかもしれません。

　だけど、いろんなこと仲良くできる、友達のいいところを認められる、というのは娘の長所の一つだと思っていますので、それを変えてまで友達を作りなさい、とは言いたくありません。もしも学校に行きたくないと言ったら、無理していかなくてもいいと思っています。

　昔ほど子どもの数が多くないことも原因の一つでしょうか。友達が選べないんですよね。あとは、習い事とかゲームばかりで、体力が有り余ってるのかな。そのあまったエネルギーを発散できずに意地悪にはしるのかな。

　とにかく、私が娘のためにできることは何なのか。それを考えて、毎日娘が笑顔でいられるよう、手助けをしてあげたいと思います。


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