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カテゴリ:ヘンさ値
素盞嗚君、26歳。
今みたいに、怖い顔してない頃の話しッス。 「おーい、素盞嗚ぉ!今日ヒマ?」 きつね顔のナカさんから声がかかったんです。 この男、病的なまでの女好き・・・・ こんなお誘いの時は、なんか「アブない」予感なんですね♪ 「OKッスぜ、しぇんぱーい!」 案の定、「六本木でおなごと呑む」ってなお誘いでした。 「チクと二人で遊ぶつもりだったんだけど、 向こうが3人になるってーんでさ、 んで、お前も誘ったんだよ」 当時未婚の素盞嗚君、 ギットギトに脂ぎってたんで、迷わずOK! 六本木に繰り出しました♪ 「ああぁーん、 ナカちゃーん、ココ、ココーん♪ ・・・ゴメーン、 やっぱ一人これなくなっちゃったーん♪」 きつね顔のナカちゃん(上司)と、 たぬき顔のチク先輩、 この言葉を聞いて、 二人とも素盞嗚君をにらみつけました・・・・ い、いかーん、おじゃま虫になっとるみたい・・・・ 「いいのよぉ、ボク、 一緒に呑も♪」 きれいなおねーさんがそういってくれました。 でもね、ナカさんとチクちゃんはそう見てない・・・・ 「おめー、ヘンに手ぇ出すなよ!」 ってな顔してました。 こうなると面白くない素盞嗚君、 でも逆らえないし・・・・・ しゃーない、呑むしかないですよね・・・・ ナカ先輩たちが楽しげにイチャイチャしてる間、 素盞嗚君は、ただひたすら呑んでました・・・・ ・・・・・ んで、いい加減、つまんなかったんで、 「オレ、帰りますわ。」 「おぉ、そうか悪いなぁ、とりあえず5000円置いときや♪」 「・・・・・」 とっても、腹立たしかった素盞嗚君でした。 店を出て、 どっかで呑み直そーと思ったんだけど、 外に出たら、一気に意識を失っちゃったんです・・・・ ・・・・・・・・ 「お客さーん、終点ですよ!」 ・・・・・・ いけね、またやっちまった・・・・ ・・・・・ あれ? ココ、妙に暗い・・・・ ココ、どこ??? ホームにかかってる看板を見上げてみました。 ・・・・・・ あれ? 世界が回ってんじゃん・・・・・ ぜーんぜん、字が読めん・・・ 目ぇ回ってるんですね。 い、いかーん、 ・・・・・・ ゴン! ホームの柱に頭、ぶつけました。 おぉ、せや! 柱に駅名が書いてあるはずや♪ 目ぇ回って、ここがどこだかわかんない素盞嗚君、 柱を両手で抱えながら、 柱に縦書きに書いてある、 ここの駅名を一字づつ読んでみました。 し の の い ・・・・・??? しののい??? 辺りは真っ暗・・・・ 「すんませーん!」 駅員を呼びました。 「しののいって・・・・ ココどこッスか?」 「はぁ・・・・・・ 「長野だよ♪」 ・・・・・・ なんで・・・・・ 六本木から横浜に帰るはずだったのに・・・・・ この日は、始発までホームのベンチで寝ました・・・ え? もちろん、駅員さんの許可もらいましたよ。 なんで、横浜に帰るつもりが、 長野に行っちゃったんか、 いまだに謎ッス・・・・ まだまだ続くぞ、 素盞嗚君の失敗談・・・・ SEE YOU NEXT TIME お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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