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カテゴリ:ヘンさ値
「二次会行くぅ?」 とチデブ。 「うーん、アタシ酔っ払ったから帰る。」 ジプシークィーンが言った。
帰れ帰れ!おし、これであと二人・・・
「じゃー、これで解散しようか」 鶏がらが言った。
ばんざーい!これで二人っきりになれますがな♪
と、喜んだのもつかの間・・・・ 「ねー、すーちゃん。」 「なんすか、コジコジさん?」 「あんた確か京浜急行だよね?」 「は、はぁ・・・」 「アタシも京急だから、一緒に帰ろ♪」 「え?あ、あの、その・・・ちょっと・・・」 「なによぉ、アタシと一緒がいやなワケ?」 「あ、い、いや・・・あ、そっすね、お供しまぷ・・・」
最悪や!よりによってチデブとかぁ・・・
縄文が心なしか寂しげな顔・・・
くそー!にっくきチデブ! 残念だけど、ここはおとなしく帰るか・・・
あの恋文には絶対縄文の連絡先が書いてあるだろうし♪
チデブと別れたら、連絡しよう・・・・
ちゅーことで、この場は名残惜しかったけど、 縄文としばしのお別れ・・・・
それにしても電車の中は最悪だった・・・・ おしゃべりでしかも声のデカいチデブ、 いきなりペーラペラと機関銃のように喋る喋る・・・ と思ったら、品川辺りから爆睡・・・ こっちに首をもたれかけて、 しかもいびき・・・・
こりゃ知らん顔キメるしかない。 そんなこんなしてる間に、 素盞嗚君もいつの間にか眠ってしまいました・・・
・・・・・・・・
zzzz・・・・・
金沢文庫ぉ、金沢文庫ぉ・・・・ ん? 扉が閉まりまーす・・・
い、いかーん! 間一髪! 扉をすり抜けてホームに出た!
セーフ♪
どうやらチデブは途中で降りたようだ。
お、せやせや、 恋文読まねば♪ ん?
・・・・
あれ?
茶封筒は?
・・・・・
あああ!!!
振り返って、走り出す電車の中を見ると、 素盞嗚君が座ってた座席の上に・・・・
茶封筒が・・・・ある・・・・
しまったぁ・・・・
いや、慌てるな・・・・
慌てちゃいかん・・・・
んーと、んーと・・・・
せ、せや! あの電車は久里浜行きやった・・・ うん、間違えない。 こっからだと20分ぐらいや。 だから、えーとえーと、 30分後に電話しよ、うん。
・・・・・
30分後・・・・
「すいません、電車の中に忘れ物しちゃったんですが・・・」 何分着の何両目ってことも話しました。
見つかってくれぃ・・・・ 祈るような気持ちで話ました・・・ 「えー、お忘れになったモノはなんですか?」 「あ、はい。茶封筒っす・・・」 「中には何が入ってますか?」 「ぐ・・・・」
そんなことも聞いちゃうの・・・・
「えーと・・・その、なんちゅーか・・・・ とってもお茶目な写真で・・・・」
「はあぁ?」
「あ、はい!えと、海水浴のような、その・・・ あ、はいてないのもあって・・・・ あ、いや・・・・ げーじゅつなんです。はい!ハダカの・・・・」
・・・・・・・
しばしの沈黙・・・・
「・・・・・少々お待ちください・・・・」
電話越しで大笑いしてるのが聞こえる・・・・
穴があったら入りたい・・・・
しばらく待たされたあと、 「届いてませんねぇ、ハダカの写真♪」
「・・・・お手数かけました・・・・」
どーしよぉ・・・・ 誰か持って行ったんだ・・・・
恋文の内容もわからず仕舞い・・・・
絶対笑われてる・・・・・ 顔もモロに出てるし・・・・ あそこもモロだし・・・・
それからのすーちゃん、1年ほどは 変装人生・・・・ マスクして・・・・ サングラスして・・・・
幸いどこかで公開されたとは聞かない・・・・
マニアさんのコレクションにはいっとるのか・・・・
縄文には連絡つかないし・・・・
縄文ちゃん、かわいかったなぁ・・・・
でも、自分で男のヌード写真を撮って、 それと一緒に恋文を入れるってどうなんすかね・・・・ 縄文ちゃんも結構ヘン差値高いッスよね・・・・ うーん、怪物ランドの仲間やからなぁ・・・・
いまだもって、写真も恋文も行方不明だ! 心当たりのある方、ご連絡お待ちしておりまする・・・
いまさら出てきても困るけど・・・・
さてもう一仕事だ! 次回からは、また7世紀の謎に迫るぞ! SEE YOU NEXT TIME
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