素盞嗚（スサノオ）の日本古代史

最近ビーチバレーの浅尾某って

かわいこちゃんが気になる････

顔面肥大の「ムーミン」をだまくらかして

ベーシストをゲットした素盞嗚とエッグ。

残るドラマーの候補に上がったのは

寸足らずの「マツ」。

「エッグよ、なぜにマツなのよ？」

「だってよ、アイツんち金持ちだし、

　一人っ子だべ。

　ドラムセットは高いからちょうどいいべ。」

エッグはここ釜利谷の土着民だ。

むちゃくちゃなまっとる。

「でもエッグよ、マツって音楽好きか？」

「カンケーねーべ。

　素盞嗚の口ウマで丸め込んじまえばいいべよ。」

「・・・・・」

ちゅーことで、とある放課後・・・・・

「なんだよ素盞嗚、

　こんなとこに呼び出して？」

「悪いな、マツ。

　ところでオメー、高校に行ったら

　なんか部活やんのか？」

「おぉ、高校でもバレーやろうと思ってるんだ。」

マツは中学でもバレーをやっていた。

「確かにお前は運動神経いいからなぁ・・・

　でもよ、オメー、何か勘違いしてんだろ。」

「・・・・？」

「バレーやれば背が伸びると思ってねーか？」

「テメー・・・何が言いたい!?」

「まぁまぁ怒るな、

　バレーはな、元々タッパのある奴がやってるだけで、

　チビがやったからって背が伸びる訳じゃねーぞ♪」

「チビで悪かったなぁ、

　ただな、オレはバレーが好きだからやるんだよ。」

「・・・・・もったいねぇ・・・・」

「何がもったいねぇんだよ？」

「だってよ、お前の運動神経を考えればよ････

　お前バレーで大成すると思うか？」

「・・・・」

「いくら運動神経がよくってもよ、

　残念ながらそのタッパじゃ無理だろ、え？」

「お前に言われなくても、そんぐらいわかってらい・・・

　オレは勉強はダメだし、

　他の運動を今更やってもよ････

　バレーぐらいしかできねーんだよ････」

（予想通りの展開、マツよ、オメーはわかりやすいのぉ）

「マツよ、お前オンナと付き合ったことあるか？」

「この野郎、まだバカにするか、コラッ！」

「オメーな、自分じゃ気付いてねーかもしんねーけど、

　オメーは結構な男前なんだぞ！」

「え？なんだそれ？」

「だからな、オレはなぜオメーがモテねーのか

　不思議でしょうがなかったんだ。

　はっきり言ってオメーはオレより男前よ」

「・・・・そ、そうかぁ（ポッ）」

（シメシメ、こいつマジでバカや♪）

「そこでだ、マツ、バレーやればオンナにモテるか？」

　回りはみんな１８０ｃｍ以上の中でお前だけ

　１６０ｃｍだぞ。」

「うう、ダメだろうなぁ････」

「だろ！オメーそれでいいのか？」

「・・・・・」

「オンナにモテたいんだろ？」

「ううう、モテたい・・・・」

「悪ぃことは言わねぇ、

　マツよ、バレーはやめとけ！」

（これで決まりだろ！見たか、これがオレのクロージングじゃー！）

ところがマツもそれほどバカじゃなかった････ 

「素盞嗚、お前最近バンド始めるそうじゃねーか。

　そんで、このオレを引っ張り込もうとしてんだろ？」

（イ、イカン、バレた･･･）

しかーし、ここで引き下がれば

「口ウマの素盞嗚」の名がすたる････

なんとか巻き返さねば････

さーどうする！

おっと、今日の昼飯はアタシが当番だ。

ヤキそば作りまーす。

ＳＥＥ　ＹＯＵ　ＮＥＸＴ　ＴＩＭＥ